「COCOA」iOS版、バージョン1.1.2が公開。陽性者登録の不具合を修正

新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)
 
厚生労働省は7月13日、新型コロナウイルス接触確認アプリCOCOA)のiOS版のアップデート(バージョン1.1.2)を公開しました。陽性者の登録ができない不具合を修正しています。

陽性者登録できない不具合を修正

厚生労働省が提供する新型コロナウイルス接触確認アプリCOCOA)は、7月10日に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の陽性者が正しい処理番号を入力しても登録できない不具合が発見されています。
 
不具合が確認された後、陽性者登録に必要な処理番号の発行を一時停止していましたが、7月13日に公開されたiOS版のバージョン1.1.2では、この不具合が解消されています。
 
近日中に、Android版の修正版が公開され次第、陽性者の登録に必要な処理番号の発行が再開されます。なお、接触記録の機能は、14日間が経過するまで端末内に保存されており、引き続き利用できます

最初の公開から2度目のアップデート

COCOAは、6月19日にバージョン1.0.0が公開され、公開から1日で179万ダウンロードされました。
 
その後、各種不具合を修正したバージョン1.1.1が公開(iOS版は6月30日)されており、バージョン1.1.2は公開から2回目のアップデートとなります。
 
厚生労働省は、公開から1カ月間を試行版と位置付けており、デザインや機能などの修正を予定している、と案内しています。
 
厚生労働省によると、7月13日午後5時時点でのダウンロード数は、iOS版とAndroid版合わせて約680万件です。

利用者の増加が感染拡大防止に

COCOAは、AppleとGoogleが共同開発したAPIを活用してユーザーのプライバシー尊重を重視して制作されているのが特徴です。アプリの利用に個人情報の登録などは必要なく、陽性者登録もユーザーの意思に委ねられています。
 
陽性者と接触した可能性がわかると、検査の受診などのサポートを受けるための情報を得ることができます。この場合も、接触した相手などに通知が行くことはありません。
 
アプリを利用する方が増えることで、感染拡大の防止につながることが期待されています。
 
iPhone Maniaでは、アプリの詳しい使い方の解説記事も掲載しています。
 

 
 
Source:厚生労働省
(hato)


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