新型コロナウイルスによる影響で在宅勤務やオンライン教育を余儀なくされた人は多い。この間、ビデオ会議サービス「Zoom」は瞬く間に世界中でユーザー数を増やした。
一向に新型コロナ収束の兆しが見えないなか、ビデオ会議特需が期間限定ではなく今後「ニューノーマル」になると見込み、Zoomはビデオ会議用の端末を投入する。
カメラ3つ搭載
「Zoom For Home-DTEN ME」と名づけられた端末は27インチスクリーン(1080p)のデバイス。米DTEN社が製造を手がけ、専用のOSで駆動する。
DTEN MEはカメラ3つ、ノイズ軽減マイク8つ、そしてスピーカーがビルトインされている。さらには、Zoomのソフトウェアがプレインストールされ、設置してネットにつなげばすぐにZoomビデオ会議が利用できる。
ホームオフィスに最適
また、ただ大画面でビデオ会議できるだけでなく、書き込みができるホワイトボード機能、コンテンツをシェアする機能なども搭載し、会議参加者と容易にコラボできるのも売りだ。
DTEN MEはマルチタッチディスプレイなので資料に手書きして同僚とリアルタイムにシェアするといったことも可能。
加えてカレンダーともシンクし、メニューに次のビデオ会議も表示するなどスジェジュール管理もでき、Zoomは「ホームオフィスのためのオールインワンのデバイス」とうたう。
サイズは616×391×104ミリ、重さ6.5キロ。まずは米国で来月発売する。現在599ドル(約6万4000円)でプレオーダーを受け付けている。
Zoomのビデオ会議はスマホやPCでも利用できるだけに、599ドル払ってまで購入する人がどれくらいいるかは未知数だ。しかし今後在宅勤務を基本とする企業が従業員に貸与するというニーズもありそうだ。
- Original:https://techable.jp/archives/131850
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:mizoguchi
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