立命館アート・リサーチセンターが祇園祭デジタルミュージアムWeb公開

立命館大学アート・リサーチセンターと文学部は、7月31日までの期間限定で、Webサイト上に「祇園祭デジタル・ミュージアム2020-過去・現在・未来-」を公開。祇園祭を知り、感じることができる機会を提供している。

これまでの祇園祭の研究成果を公開

立命館大学アート・リサーチセンターは人類が持つ文化を後世に伝達するために、芸術、芸能、技術、技能を中心とした有形・無形の人間文化の所産を、歴史的、社会的観点から研究・分析し、記録・整理・保存・発信することを目的した機関。祇園祭においても、人文学系と情報科学系の研究者や学生が関わり合いながら文理融合の研究プロジェクトを推進してきた。

京都の夏の風物詩として、また日本三大祭りの一つとして例年多くの観光客で賑わう祇園祭だが、今年は型コロナウイルス感染拡大防止の観点から山鉾巡行をはじめ、多くの関連行事が中止となっている。そこで同機関は、これまで蓄積してきた祇園祭に関するさまざまな研究成果を、地域の関係者や一般の皆様に向けて発信を通じて、国内外の方々に祇園祭を体感してもらうため、同Webサイトの公開することを決めたという。

2D・3Dマップやバーチャル山鉾巡行の動画

Webサイトでは、これまで蓄積してきた祇園祭に関するさまざまな研究成果を公開。例えば、祇園祭の2D・3Dマップやバーチャル山鉾巡行の動画、山鉾の一つ八幡山の3次元計測データ、長江家屏風祭などを見るころができる。

さらに、初公開となる船鉾保存会所蔵32㎜フィルムや古文書など、祇園祭に関連する4,000点以上の資料を目にすることも可能だ。

今年は、祇園祭の歴史、未来への可能性などをバーチャルな空間で体験してはいかがだろう。

立命館大学


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