iPhone17 Proシリーズに高性能冷却機構搭載〜サプライヤー名明らかに

iPhone17 ProシリーズにおいてA19 Proおよびロジックボードの冷却用に搭載されると噂されてきた高性能冷却機構「ベイパーチャンバーについて、すでに台湾のサプライヤーが受注製造しており、2025年第2四半期(4月〜6月)から供給している模様です。

具体的な情報が出てきたことから、iPhone17 Proシリーズベイパーチャンバーが搭載されるのは確実な状況です。

長年搭載が噂されてきたベイパーチャンバーの搭載確実

ベイパーチャンバーとは液体の気化熱を利用する冷却機構で、Androidスマートフォンでは複数のモデルですでに採用されています。

iPhone16 Proシリーズではグラファイトシートを用いていましたが、iPhone17 Proシリーズではより放熱性能の高いベイパーチャンバーを搭載するようです。

DNP vapor chamber

iPhone17 Proの冷却機構はベイパーチャンバー+グラファイトシート

iPhone17 Proシリーズ向けのベイパーチャンバーは台湾の奇鋐科技(AVC:Asia Vital Components)が受注しており、すでに供給中とのことです。

iPhone17 Proシリーズの冷却器機構はベイパーチャンバーとグラファイトシートを組み合わせたものになるとのことですので、A19 Proを搭載するロジックボードの放熱はベイパーチャンバーが担い、Snapdragon Xシリーズ 5Gモデムなどが搭載される通信関連モジュールの放熱はグラファイトシートが担うのかもしれません。

iPhone17や17 Airがベイパーチャンバーを搭載する可能性は?

なお、iPhone17シリーズ向けベイパーチャンバーのセカンドサプライヤーとして、中国の蘇州天脈導熱科技(Suzhou Tianmai Thermal Technology)の名前も挙がっています。

iPhone17 Proシリーズ向けのベイパーチャンバーは奇鋐科技が全数を供給するようですので、蘇州天脈導熱科技はそれ以外のモデル向けに供給するのかもしれません。

しかし、セカンドサプライヤーということは出荷台数がiPhone17 Proを上回る可能性があるiPhone17向けに供給するということは考えにくく、A19であればA19 Proよりも発熱量が少なくグラファイトシートで対応可能と予想されます。

残るモデルはGPUコア数が少ないA19 Proを搭載するとの噂もあるiPhone17 Airですが、本体厚が5.5mm〜5.6mm程度と噂される薄型モデルだけに、ベイパーチャンバーを搭載するスペースは確保できるのでしょうか。

単に、奇鋐科技が主要サプライヤーとしてiPhone17 Proシリーズ向けベイパーチャンバーを製造供給中で、蘇州天脈導熱科技はAppleからの量産承認が得られ次第、iPhone17 Proシリーズ向けに供給を開始するということなのかもしれません。

Photo:DNP, Apple Hub/Facebook


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