写真やビデオの解像度が格段に上がり、それに伴って扱うデータも大きくなっている。そうしたデータの保存や編集などを行う時にあると便利なのがSSDだ。
しかしいくら容量がたっぷりあっても、かさばるものは扱いにくい。そうした悩みに応えるポケットサイズのSSD「SPEEDSSD」が登場した。
2TBと4TBの2種
SPEEDSSDはメモリスティックを一回り大きくしたようなデザインとサイズ。ポケットなどにも楽に入り、重さはわずか49グラムしかない。
インテルの3D TLC NANDフラッシュメモリを採用したこの小さな躯体にたっぷりのストレージが確保されている。容量は2TBと4TBの2種だ。
少し前まではデータを保存するのに容量16GB、32GB、64GB…といったSDカードやメモリスティックが主流だったことを思えば、一般消費者が4TBものストレージを簡単に持ち歩けるというのは隔世の感がある。
10GBのデータを10秒で転送
一方で大容量のデータを扱うときに重要なのが、データ転送スピード。高解像度の写真や動画などを転送するのに時間がかかるとフラストレーションがたまるものだが、SPEEDSSDは1050MB/秒で転送する。
どれくらい速いかというと、10GBのデータの転送にわずか10秒しかかからない。しかも読み込み、書き込み共に同じ速度とのこと。
それから、SPEEDSSDは航空機材と同程度の強度があるアルミケースで覆われているので、アウトドアでの撮影時に誤って落としたりしても大丈夫だ。
フォトグラファーやコンテンツクリエイターにうってつけのSPEEDSSDは現在クラウドファンディングサイトKickstarterで資金調達を展開している。記事執筆時点で2TBは189ドル(約2万円)〜、4TBは399ドル(約4万3000円)〜となっている。
出資は7月29日まで受け付け、9月にも発送が始まる見込み。
- Original:https://techable.jp/archives/131978
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:mizoguchi
Amazonベストセラー
Now loading...