AppleやGoogle、Samsungなど大手デバイスメーカーがスマホやタブレットなどの端末にこぞって採用しているのが米コーニング社のガラス。その理由は、ずばり丈夫で高品質だからだ。
最新バージョンは2018年に登場した「Gorilla Glass 6」だが、それをさらにグレードアップした「Gorilla Glass Victus」がこのほど発表された。2メートルの高さからの落下に耐えるという。
最強のタフさ
Gorilla Glass Victusについて、コーニング社は「これまでで最もタフ」と形容し、さらには引っかき傷が最もできにくいという。
経験がある人もいるかもしれないが、スマホが世に登場したばかりのころはスクリーンにヒビが入ることが少なくなかった。落としたりぶつけたりした衝撃で蜂の巣状にヒビが広がるというパターンだ。
しかしコーニング社の開発のおかげで最近のスクリーンはかなり丈夫になっている。Gorilla Glass 6ですら1.6メートルの高さからの落下に耐える。Victusではそれをさらに強化した。
コーニング社によると、競合するアルミノケイ酸塩ガラスは0.8メートルの高さからの落下に耐えられないという。
まずSamsungのデバイスに
また、落下衝撃だけでなくスクラッチ耐性がアップしたのもVictusの特徴だ。毎日何十回も扱うスマホの表面を長く美しく保てることになる。こちらは、アルミノケイ酸塩ガラスの4倍の耐性とのこと。
Victusはまずこれから発表されるSamsungのデバイスに採用される見込みで、各メーカーがその後に続くのは間違いないだろう。新スマホの購入を検討している人でスクリーンの丈夫さを重視するなら、待つ価値はありそうだ。
(文・Mizoguchi)
- Original:https://techable.jp/archives/132552
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:mizoguchi
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