文字やイラストを手書きするのもいいが、美しく印字したいときに便利なのが最近増えてきているポータブルプリンターだ。さまざまな素材の物体にプリントできる。
そのプリンターをペンのように扱えるコンパクトサイズのインクジェットプリンター「Selpic P1」がクラウドファンディングサイトIndiegogoに登場した。日本語の縦書きにも対応する。
QRコードやバーコードも
Selpic P1はバー状のデザインで、ペンのように片手で持って操作できる。使うにはまず、アプリをダウンロードしたスマホとWi-Fiでつなげる。そしてアプリ内で印刷するコンテンツを決める。
文字に加え、画像やQRコードも扱え、大きさを変えたり、回転させたりといった編集も可能。また、QRコードやバーコードはアプリ内で生成することができ、たとえば自営業の人なら店舗名やロゴ、QRコードを印字してアピールする、という使い方ができる。
ハンディなプリンターは他のメーカーも展開しているが、Selpic P1の特徴はマルチ言語に対応し、印刷方向も自在に変えられること。つまり、日本語を縦書きに、アラビア語を右から左に横書きに印刷できる。解像度は600dpiだ。
インクは8色
また、プリントというと、ノートや封筒など紙類が真っ先に思い浮かぶが、Selpic P1ではトートバッグのようなファブリック、皮、木材、プラスティックなどにも印字できる。
加えて、黒色だけでなく8色のインクカートリッジが用意されていて、カートリッジ1個あたりA4紙90枚の印刷が可能となっている。カートリッジの取り替えには数秒しかかからない手軽さだ。
持ち物に記名したり、グッズにワンポイントを記してオリジナル化したりするのに使えるSelpic P1はIndiegogoで資金調達を展開中で、記事執筆時点でプリンター本体が99ドル(約1万1000円)〜、8色カートリッジセットが39ドル(約4000円)〜の出資で入手できる。出資は8月21日まで受け付け、9月にも発送が始まる見込だ。
- Original:https://techable.jp/archives/132542
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:mizoguchi
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