法人向け電力リバースオークション(競り下げ方式入札)「エネオク」運営のエナーバンクは7月27日、第三者割当増資による約5000万円の資金調達を発表した。引受先はジェネシア・ベンチャーズ。
調達した資金により、サービスの開発運営・販売体制を強化し、全国の民間施設、官公庁・自治体が最適・最安の電力調達ができるようサービスを拡充するとしている。
エナーバンクは「エネルギーをもっとシンプルに」というビジョンのもと、2018年7月に創業。電力需要家である法人事業者が日本全国の小売電気事業者から最適・最安の電力契約に切り替え可能な仲介サービスとして、リバースオークションの仕組みを活用した業界初の法人向けエネルギー調達プラットフォーム「エネオク」を提供している。
2018年10月のサービス開始以来、数ある小売電気事業者の中から需要家が最適な電力調達を行う際の難易度の高まりや、新型コロナウイルス感染症の影響に伴う経済活動減速・コスト削減ニーズを背景に、オークション実績を伸ばしているという。
また2019年11月には、環境省の「RE100(再生可能エネルギー100%)」の調達選定システムとして採用された。RE100は、企業が自らの事業の使用電力を100%再生可能エネルギーでまかなうことを目指す国際的なイニシアティブ。
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カテゴリー:パブリック / ダイバーシティ
- Original:https://jp.techcrunch.com/2020/07/27/enerbank-auction/
- Source:TechCrunch Japan
- Author:Takashi Higa
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