Appleの株式時価総額が約190兆円を突破、世界最大の上場企業となる

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海外大手メディアBloombergは、現地時間7月31日にAppleの株価が急騰した結果、株式時価総額が1.81兆ドル(約190兆円)を突破し、市場価値が世界最大の上場企業になったと報じています。

Appleはコロナ禍でも業績好調

Appleは現地時間7月30日に第3四半期(4月〜6月)の業績を発表しており、市場の予想よりも業績が好調だったため、7月31日には株価が約10%上昇し、株式時価総額は約1.81兆ドル(約190兆円)となりました。
 
多くの企業が新型コロナウイルスの影響により業績が低迷する中で、Appleの第3四半期の売上高は590億ドル(約6.2兆円)以上となっており、前年同期比で11%増加しています。

サウジアラビアの国営石油会社を抜いて世界1位に

7月31日にAppleの株式時価総額が1.8兆ドルを超えたことで、今まで世界最大の上場企業であったサウジアラビアの国営石油会社Saudi Aramcoの市場価値約1.76兆ドルを上回りました
 
Saudi Aramcoは2019年12月にサウジアラビア国内で上場し、上場時の株式時価総額は約1.87兆ドルを記録しましたが、その後の新型コロナウイルス感染拡大による原油価格の低迷により収益が大幅に低下した模様です。株価は昨年末から約6.4%下落し、現在のSaudi Aramcoの株式時価総額は約1.76兆ドルとなっています。

Appleの株価は年初から上昇

Appleは、世界各地で新型コロナウイルスの感染が拡大し、多くの企業が打撃を受ける中で、テクノロジー業界で確固たる地位を堅持しており、iPhoneの売上も前年同期比で2%増加しています。
 
Bloombergによると、Appleの株価は今年に入って約45%上昇しており、四半期決算の発表前の段階でも韓国企業全体の株式時価総額を超えていました
 
新型コロナウイルスの影響により、巨大エネルギー関連企業であるExxon MobilやRoyal Dutch Shellの株価が大きく下落する中で、Appleの株価が年初より大きく上昇していることは、現在の世界経済を象徴する出来事と言えるかもしれません。
 
 
Source:Bloomberg
(seng)


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