ファインディ株式会社(以下、ファインディ)は、総額7.7億円の資金調達を実施したことを発表。この金額は、みずほキャピタルやSMBCベンチャーキャピタルなどを引受先とする第三者割当増資・融資を合わせたものとなっている。
「Findy」シリーズのサービスを手がける
ファインディは、エンジニアと企業の高精度マッチングから開発力強化までを一貫して支援するスタートアップ企業だ。
同社は2017年5月から、エンジニアと企業をつなぐ転職サービス「Findy転職」を提供している。そして2018年2月には、フリーランス・副業エンジニアと業務委託案件のマッチングサービス「Findy Freelance」を提供開始。両サービスの合計で、エンジニア約3万人と企業約300社のマッチング実績を誇る。
今年4月からは、エンジニア組織の生産性自動診断・改善サービス「Findy Teams」β版の提供もスタートした。独自開発のアルゴリズムを用いた同サービスでは、開発組織全体のGitHubにおける活動状況を自動解析。組織のパフォーマンスや改善点を可視化する。
資金調達によって事業拡大を加速
ファインディは今回の資金調達により、プロダクト開発やマーケティング、営業活動を加速させる。また、新規株主として迎えた事業会社やCVCとの協業も視野に入れ、事業拡大に努めていくとのこと。
デジタル技術を活用した変革を指す「DX」の推進は、日本経済における重要な課題のひとつとなっているが、その取り組みが進まない企業も多いようだ。理由としては、同領域を担うエンジニア人材の不足などが挙げられるという。
「テクノロジードリブンな事業成長を増やす」をビジョンに掲げるファインディのサービスが、そのような状況の打破に貢献することを期待したい。
(文・早川あさひ)
- Original:https://techable.jp/archives/133387
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:早川あさひ
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