最強のデジタルステーショナリー1億画素カメラ搭載スマホGalaxy Note20がヤバすぎ

美しい写真を撮影するために高性能なデジカメを持ち運んでいる人や、仕事で受けたPDFの修正やイラスを描くためにiPad Proを持ち運んでいる人たちに朗報だ。スマホ1台さえ持ち歩けば、高画質な写真を撮影したりペンを使った書き込みができるスマホがついに登場した。8月5日に発表されたサムスンのGalaxy Note20である。

ヤバすぎ 究極のペン付きカメラスマホと呼びたいGalaxy Note20

スマホの画面が紙になる
ペンを使って自在に書き込み

Galaxy Note20は6.9インチの巨大な画面に1億800万画素カメラを搭載したフラッグシップモデルの「Galaxy Note20 Ultra」と、6.7インチのフラットディスプレイで全面を有効利用できる「Galaxy Note20」の2機種がラインナップされる。どちらのモデルにも本体左底面に収納できる専用のスタイラスペン「Sペン」が付属する。このSペンを使うことで自由自在に書き込みができるのがGalaxy Note20の大きなアドバンテージだ。

ペンが使えるデジタルデバイスとしては、アップルの「iPad Pro」がメジャーな存在だ。Apple Pencilを使った書き心地は本物のペンを使って書いているような滑らかさで、クリエイターはもちろんのこと業務でWordやPDFファイルに赤入れしたり指示を書き込む用途に向いている。iPad ProとApple Pencilの組み合わせがあればもはや紙のノートは不要といえるだろう。

しかしiPadはサイズが大きい。またApple Pencilを持ち歩かねばならず充電も必要だ。ところがGalaxy Note20ならペンは本体に収納できるうえに、ペンの充電もいらない。ポケットに入るデジタルペンが使えるスマホであるGalaxy Noe20は、手帳すらなくしてしまえる究極のデジタルステーショナリーといえるのだ。

Sペンを使って自在に書き込みできるGalaxy Note20はデジタルステーショナリーだ

Sペンを使えばGalaxy Note20の画面上あらゆるシーンで書き込みができる。画面がスリープ状態でOFFの時でも、ペンを抜けばそのまま真っ黒なディスプレイ面がメモ用紙になるのである。また地図でもWEBページでも写真でも、気になるものを見たときはペンを使ってワンタッチでスクショをとり、そのまま手書きができる。デジタルクリッピングがSペンを使うことでよりはかどるのである。

また専用のペンアプリ「Samsung Notes(日本モデルではGalaxy Notesという名称)」は文字やイラストなどを書き込み保存し、他のタブレットやノートPCとクラウド経由で共有することができる。ペン先や色の変更ができるのはもちろんのこと、手書きした文字をテキストに変換もしてくれる。しかも日本語にも対応しているので、会議中にSペンでメモを取りあとからWordにテキストとして貼り付けて報告書に仕上げることもできるのだ。画面上に斜めに走り書きした文字も後から向きを補正してテキスト化が可能だ。仕事でメモを取ることが多い人はスマホをGalaxy Note20にすれば効率が一気に高まるだろう。

ペンを抜いてすぐにメモが書ける

Samsung Notesは録音しながらメモも取れる。しかもメモを書いた場所をタップすれば、そのタイミングで録音内容が再生される。メモの内容に不明があるときは録音内容を聞いて確認できるというわけだ。これはICレコーダーではできない技だし、メモ帳サイズのGalaxy Note20だからこそいつでもどこでもメモを取りながら音声も同時に録音できるのである。

日本でも2019年に「Galaxy Note10+」が発売されており使っている人もいるかもしれない。Galaxy Note20ではSペンの書き心地が大幅に向上し、Apple Pencilとほぼ同じ性能となった。Sペンをディスプレイ面にタッチした時の「ずれ」となる遅延速度は0.9ミリ秒。この数値はApple Pencilとほぼ同等なのだ。ペン先の細かい動きがそのまま画面に書き込めるとなれば、イラストや漫画を描く人にとっても十分使えるツールとなるだろう。しかもiPadやPCで有名なイラストアプリ「CLIP STUDIO」のAndroidスマホ版がGalaxy Note20とともに登場。しばらくはGalaxy Note20のみに独占配信される。絵を描くことを本業や趣味にしている人にとっても、Galaxy Note20は魅力的なスマホになるはずだ。

Apple Pencilと同じ書き心地のSペン

一億画素カメラでデジカメは不要に
SNSへ動画アップも簡単&楽々

Galaxy Note20は背面に3つのカメラを搭載している。カメラ部分はかなり大型で存在感があり、本体からのでっぱりも目立つ。ステーショナリーとして持ち運ぶGalaxy Note20だけに、革製のフリップカバーなどを付ければその段差は見えなくなる。そもそもGalaxy Note20 Ultraの1億800万画素、Galaxy Note20の6400万画素という超高画質なカメラを使い始めれば、カメラ部分の形状なんてすぐに気にならなくなることは目に見えている。

Galaxy Note20 Ultra(左)とGalaxy Note20(右)

1億800万画素カメラは先に春モデルの「Galaxy S20 Ultra」が搭載しており、日本でもKDDIから発売になった。また同じカメラモジュールはシャオミの「Mi 10」が採用しており、一足早く2019年に発売している(日本でも販売中)。スマホのカメラはいつの間にか「億」を超える画質を備えるまでになったのだ。ここまでの画質はいらないという人もいるだろうが、1億画素もあると何気なく撮影した写真の一部分を切り取って拡大しても十分みるだけの画質になる。スマホのカメラの使い方が「撮りたいものを中心にしてしっかり撮影する」から「取り合えず撮っておいて、後から切り抜けばいい」という風に変わるのだ。

Galaxy Note20 Ultraは1億800万画素カメラを備える

最近はスマホのカメラで動画をとる人も多いだろう。SNSにアップする近況も動画のほうが雰囲気を伝えやすい。Galaxy Note20は動画撮影機能も優れているのだ。プロモードに切り替えれば動画撮影中にピントの位置を動かしたり、マイクの指向性を調整することもできる。風景を録画しているのに手前の看板にピントがあってしまったり、ストリートミュージシャンを録画しているときに後ろからの騒ぎ声が大きく録音されてしまう、なんてこともなくなるわけだ。

そして録画した動画は簡単に編集ができる。複数の動画を選び、そこからハイライトシーンを自動選別して1本のショートムービーを作る機能もあるため、SNSへの動画アップもははかどるだろう。Galaxy Note20のカメラは高画質なだけではなく、動画撮影にも最適化されているのだ。

プロモードでは動画録画中でもピントやマイクの指向性を調整できる

 

家のTVを活用しよう
ワイヤレスでスマホ画面を投影

サムスンのスマホの上位モデルはTVやノートPCに画面表示を投影できる「DeX」機能を備えている。ノートPCにUSBケーブルでGalaxy S20やGalaxy Note20を接続してDeXアプリを起動すると、ノートPCの画面が切り替わりスマホの画面表示となる。しかもまるでノートPCを使うように、スマホのアプリを複数起動して好きなウィンドウサイズで表示することもできる。スマホに撮影した写真の転送もマウスを使ってドラッグ&ドロップするだけでよい。サムスンのスマホとノートPCがあれば最強の仕事環境を生み出せるのだ。

またTVへGalaxy Note20をつなぐこともできる。Galaxy S20まではHDMIケーブルが必要だったが、Galaxy Note20は完全ワイヤレスに対応。ミラキャストに対応するTVがあれば、Galaxy Note20を無線接続できるのである。しかも投影される内容はノートPCに接続したときと同様、DeX機能により専用のデスクトップ画面となる。

ワイヤレスでTVに接続、それぞれ別々の画面の投影もできる

TVの大画面を使えば映画や動画も迫力ある映像で見ることができるし、友人や家族たちと一緒に楽しむことも可能だ。またTVにはYouTubeを映し、手持ちのGalaxy Note20にはツイッターの画面を出して「動画を見ながらSNSでつぶやく」なんてこともできる。さらにGalaxy Note20の画面をタッチパッドにすることもできるため、複数のアプリを切り替えて使うときもマウスやキーボードを別途用意する必要はない。もちろんBluetooht接続のマウスやキーボードがあれば、Galaxy Note20をPC本体、TVをワイヤレスモニタにしてそのまま仕事することもできる。ノートPCが無くてもGalaxy Note20でプレゼン資料を作ることも可能なのだ。

Galaxy Note20をワイヤレスのマウスパッドにすることもできる

Galaxy Note20は本物のペンを使って紙に書き込めるような書き心地のSペンに、1億画素のカメラを搭載(Galaxy Note20 Ultra)、さらにTVに画面表示をワイヤレス投影できる。プライベートから仕事はもちろん、あらゆる仕事や趣味に活用できる最強のデジタルツールといえるのではないだろうか。しかもポケットに入るスマホだからいつでもどこでも持ち運べる。日本での発売は8月上旬時点ではまだ未定だが、過去モデルが販売されてきた実績を考えると投入されることは間違いないだろう。楽しみにしたいものだ。

あらゆる用途に適した最強スマホといえるだろう

 


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