株式会社カルディオインテリジェンス(以下、カルディオインテリジェンス)は、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の「医療機器開発推進研究事業」に採択されたことを発表。
2022年度までの期間において、同社の医療機器「隠れ心房細動診断支援AI」(以下、AI医療機器)に関する治験を実施していく。
医学的検査の領域において、ディープラーニングを活用
ヘルステックベンチャーのカルディオインテリジェンスは、心電図をはじめとした医学的検査の領域において、ディープラーニングを活用。これにより、世界中の医療従事者へ高度な診断技術を提供することを目標に掲げる。
今回は、2020年度の「医療機器開発推進研究事業」で、カルディオインテリジェンスと国際医療福祉大学が、産学連携を促進する形で採択された。研究課題名は、「在宅医療での診断・早期介入を実現する隠れ心房細動人工知能の開発研究」となっている。
技術の普及に期待がかかる
高齢化が進む日本などの先進国では、未発見の心房細動が突然の脳梗塞を引き起こし、生命に関わったり重篤な障害を残したりするケースが増えているという。
これを受け、カルディオインテリジェンスは、発作が起きていないときであっても心房細動の診断予測が可能なAI技術を開発。この技術が普及すれば、在宅医療や健康診断での検査において、心房細動などの不整脈を検出できるようになる。
早期診断による適切な治療をサポートするための技術として、今後の展開に注目したい。
(文・早川あさひ)
- Original:https://techable.jp/archives/135325
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:早川あさひ
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