ソフトバンク株式会社は、リアル&リモートで多種多様なLIVEエンターテインメントを発信する「Mixalive TOKYO」にて、最先端技術を体感できる技術展「ギジュツノチカラ」を開催する。
ここでは、5GからBeyond 5Gの世界まで、同社の先端技術を活用したイノベーティブな取り組みを「XR Live」「Digital ART」「5G LAB」「Broadcast」「HAPS」「6G」という6つのテーマで紹介していく。
なお、「Mixalive TOKYO」で実際に体感することもできるが、特設サイトから360度の視点で会場を移動しながらオンラインで楽しむことも可能だ。特設サイトは2020年9月7日から一般公開予定。
さまざまな未来を体感しよう!
紹介される技術のなかでも特に注目したいのが「HAPS」と「6G」。このふたつは、同社が未来のネットワーク実現のために挑んでいるテーマなのだ。
「HAPS」は通信ネットワーク拡張を実現するもので、無線基地局を搭載した無人飛行機を成層圏に飛ばし、地上の広大なエリアに通信ネットワークを提供しようという挑戦。今回は、成層圏を飛行する機体の10分の1スケールの模型や、機体に搭載する無線基地局のモックが展示されるようだ。
一方「6G」は、限りあるモバイル通信の利用周波数を拡張するものだ。「5G」では新たにミリ波帯が実用化されたが、「6G」ではミリ波帯よりもさらに高い周波数であるテラヘルツ帯の実用を目指しているという。技術展では、6G時代におけるスマートフォンでの活用を想定して開発に成功したテラヘルツ無線通信用の超小型アンテナを展示する予定とのこと。
また、「XR Live」ではVRアイドル「Hop Step Sing !」のライブにて視聴者の応援がアイドルの衣装に反映される新たなライブ体験の展示、「Digital ART」では5GとMECサーバーを用いて表現した複雑な計算処理が必要なアートやアーティスト脇田玲氏の作品展示を予定している。
さらに「5G LAB」ではVRやAR、クラウドゲーミングなど5G 時代ならではの臨場感溢れる視聴体験を実現するコンテンツ配信サービスの展示、「Broadcast」では5Gスマートフォンを活用して撮影から配信まで行える映像プラットフォームを紹介するとのこと。
リアル&リモートの「ハイブリッドシアター」
このたびリアル会場となる「Mixalive TOKYO」は、講談社、キングレコード、テレビ東京、ブシロード、シダックス、ネルケプランニングなどさまざまなエンターテインメント企業が集まり、LIVE エンターテインメントを世界に発信する複合施設ビル。
2020年3月を予定していたグランドオープンが新型コロナウイルスの影響で延期となり、6月頃から徐々に動き始めている。そして、技術パートナーとして参画したソフトバンクにより、全フロアに5Gのネットワーク環境が構築され、映像配信設備の強化やVRカメラの設置など、配信施設としての機能を拡充した。
これにより、リアルとリモート両方の LIVE エンターテインメントを提供する「ハイブリッドシアター」が誕生したのだ。
ソフトバンク株式会社
ソフトバンク株式会社(Mixalive TOKYO)
- Original:https://techable.jp/archives/135398
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口
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