最近は“マルチツール”という呼び名もかなり定着してきた感はありますが、もしかするとピンとこない人もいるのでは。その名のとおり「マルチ=多数の」「ツール=道具」ということで、いくつもの機能を持つ道具になります。昔は“十徳ナイフ”という呼び方をよくしていましたよね。
有名どころでいくと、ビクトリノックスの“スイスアーミーナイフ”とレザーマンがあります。十徳ナイフタイプであるスイスアーミーナイフ、そしてプライヤー(ペンチ)がベースとなるレザーマン。マルチツールというとこの2つのカタチを思い浮かべる人が多いかもしれません。しかし、多機能なツールであればそれは“マルチツール”です。カタチも自由、用途も自由。ナイフが付いていなくても、いくつもの機能があればそれはもうマルチツールなんです。
今どき栓抜きが付いていても、使う機会はほとんどないように、全部の機能を使うわけじゃないくせに、なぜか不思議と欲しくなる。そんな男ゴコロをくすぐるマルチツールを5つご紹介しましょう。
1. 質実剛健の機能美を持つ定番ツール
レザーマンの定番モデルのひとつ「Charge」をブラッシュアップしたのが、この「CHARGE+ G10」。G10とはハンドルに使われている次世代素材“G10ガラス入り繊維樹脂”を指します。耐久性があり、表面はエンボス加工が施されているのでグリップしやすい。もちろんベースは「Charge」なので、プライヤーやナイフをはじめ、ハサミ、ドライバー、ノコギリまでツールは全19種類が付くなど、その機能性は間違いなしです。
2. ソロキャン飯ならこれ1本でなんとかなる!
マルチツールが活躍するシーンといえば、やっぱりアウトドアですね。米カリフォルニアのアウトドアブランド Full Windsorの「THE MUNCHER」は、これ1本あればキャンプ料理が捗るマルチツールです。1枚のチタンプレートを加工し作られていて、ナイフやスポーク(先割れスプーン)、栓抜き、ピーラーなど全10種類の機能を持っています。調理から食事まで、それこそマルチに活躍してくれますよ。
>> 10種の機能を持つチタン製マルチツールはキャンプ飯にピッタリ!
3. チーズ特化型マルチツールって珍しい!
ビクトリノックスといえばスイスのブランド。スイスをはじめヨーロッパ諸国はチーズの本場です。だからこそ生まれたのがこの「チーズマスター」。スイスチーズマーケティング協会の協力を得て作られただけあり、チーズフォンデュにはぴったり! ソフト系のパン、ハード系のチーズどちらにも対応する刃や、チーズフォンデュ用フォーク、チーズにはワインでしょ、ということでコルク抜きまで付いています。
>> チーズ好きのために生まれたマルチツール、その名も「チーズマスター」
4. 定番の組み合わせ「カラビナ+マルチツール」
マルチツールと相性がいいのがカラビナ。なぜかマルチツールとしても使えるモノが多いんですよね。このNITECORE「NSH10」もそのひとつ。基本はチタン製のカラビナです。しかもちょっと変わったカタチをしています。カラビナとしては実に使いやすく、よく考えられたモノです。そこに栓抜きとマイナスドライバーの機能が付いています。どちらも、他にないときに緊急出動ぐらいの機能性なんですが、鍵などと一緒に持ち歩いておけば、もしかすると一度ぐらいは役立つシーンがあるかもしれませんよ。
5. ミニ財布兼マルチツール
これはマルチツールと呼んでいいのか?と思われるかもしれませんが、立派なマルチツールです。Stilvolle Toolsの「ウォレット・カード5」は、名前のとおり財布兼カードケースです。コインも入ります。紙幣はゴムバンドで挟むのですが、同じくそのゴムバンドで挟むものとしてカード状のマルチツールが付属しています。レンチや栓抜き、そして謎の櫛が付いていて、いざ(?)という時に役立ちます。米空軍の緊急脱出時訓練課程、通称 “SERE(Survive、Evade、Resist、Escape)”の訓練取得者のアイデアで生まれたというだけで、なぜか欲しくなるのは不思議です(笑)。
>> 緊急時に備えて現金、カードをまとめて持てる!しかもマルチツール付き
<文/&GP>
【関連記事】
◆とにかく片付けがラクなエコバッグ5選
◆バッグに付けておきたくなる変わり種カラビナ5選
◆現金もカードも任せとけ!収納力も兼ね備えた小さめ財布5選
- Original:https://www.goodspress.jp/features/317188/
- Source:&GP
- Author:&GP
Amazonベストセラー
Now loading...