【特集】Apple vs Epic

大人気サバイバルシューティングゲームの「フォートナイト」を開発するEpic Games。同社は米国時間8月13日の朝、当該ゲームのアップデートを行った。このアップデートがプラットフォーマーであるAppleの逆鱗に触れることになる。Epic GamesはAppleのアプリマーケットプレイスであるApp Store上でフォートナイトを配信しているが、今回のアップデートによって、ユーザーはApp Storeを介することなく直接ゲーム内通貨をつかってバーチャルグッズを購入できるようになった。これは、このような取引に際してApple側に支払っていた手数料をスキップできるということを意味する。

Appleはこれに対応するために、App Storeからフォートナイトを即刻削除。一方のEpic Gamesは、テック業界の巨人に怖気付くことなく、反Appleキャンペーンを堂々と展開して真っ向勝負の構えを見せている。

今回のEpic Gamesによる謀反は、「コンテンツメーカーは強いプラットフォームに乗るしかない」というこれまでの通説を覆しうるものだ。果たして、3億5000万人ものユーザーを抱える“力を持ったコンテンツ”のフォートナイトにとっては、もはやプラットフォームという船は必要ないのだろうか。考えてみよう。

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