ウォンテッドリー、エンゲージメント領域の新サービス「Pulse」β版を無償公開

日本最大級のビジネスSNS「Wantedly」を運営するウォンテッドリー株式会社は、2020年よりエンゲージメント領域の新事業に乗り出した。

3月には従業員特典サービス「Wantedly Perk」β版を、7月には社内報サービス「Internal Story」β版を公開している。

そしてこのたび、新たなサービスとして一部企業に限定公開していたコンディション・マネジメントサービス「Pulse」α版をアップデート。「Wantedly」の有料プラン利用企業を対象に申し込み不要のβ版として無償公開するようだ。

α版からのアップデート内容とは?

「Pulse」は、Slack上から会社またはチームのバリュー(行動指針)を体現しているメンバーに対し「さすが! 」という称賛を伝える機能と、週次でメンバーのコンディションを確認できる「調子どう? 」機能を有し、「Wantedly」の管理画面を通じてバリューの浸透状況やメンバーの調子を把握することができるコンディション・マネジメントサービスだ。

α版からのアップデートで管理画面を一新したことで、メンバーの好調・不調がひと目で分かる仕様となり、チーム設定機能を追加したことで数百人規模の企業でも利用しやすくなっている。

また、「調子どう? 」機能もアップデートされ、α版では「とても良い」から「とても悪い」の5段階を選択するだけだった回答に任意でコメントをつけられるようになった。さらに、回答を忘れているメンバーへのリマインダー機能も追加搭載している。これにより、メンバー自身もリーダーもその人の状態をより深く理解することが可能となるとのこと。

α版から約2ヶ月を経て……

同社は、リモートワークが進むなかでチームの向かう方向性を束ね、メンバーの自律した働き方のサポートを通じて成果を出すチームを増やすべく、α版リリースからの約2ヶ月間で利用企業からのフィードバックをもとに機能改善を重ね、今回のβ版リリースに至ったという。

α版を利用していた株式会社ALCHEMYの代表取締役 都築崇氏は、「『調子どう?』は、回答率85%と想定よりも高く、今まで見落としがちだったメンバーの心境の変化にも気付けるようになりました。またカジュアルに『さすが!』を送れるので、些細なことでもお互いに称賛するポジティブな雰囲気ができました。」とコメントしている。

「Pulse」β版は、「Wantedly」有料プランを利用しているすべての企業に無償提供されるとのこと。テレワークが定着しつつある今こそ、こういったサービスを利用しメンバー同士の距離を近づけるのもいいかもしれない。

ウォンテッドリー株式会社


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