国際的な調査会社であるCounterpoint Technology Market Research社(以下、カウンターポイント社)は、2020年上半期におけるスマートウォッチのグローバル市場調査の結果を発表した。
Appleが市場を支配する状況は変わらず
カウンターポイント社のシニアアナリストであるSujeong Lim氏によれば、新型コロナウイルスの影響でスマートフォン市場は大打撃を受けた一方、スマートウォッチの人気は堅調とのこと。健康志向の高まりなどによってウェアラブル端末への需要が増す中、2020年上半期は4,200万台近くのスマートウォッチが出荷されたという。同期間のグローバル市場における出荷額シェアに目を移すと、Apple・Garmin・Huaweiのトップ3社で全体の7割近くを占めている。
Lim氏は、スマートウォッチ市場の支配者ともいえるAppleの好調に関して、「Apple Watch Series 5」の存在が大きかったと分析する。
それぞれ異なるエリアを主戦場とするGarminとHuawei
また、カウンターポイント社の調査担当ヴァイスプレジデントを務めるNeil Shah氏は、出荷額シェアでAppleに次ぐGarminやHuaweiについてコメントした。
Garminは、スポーツ愛好者やアスリートを主なユーザーとして獲得したことで、成長傾向を維持。同社の「Forerunner」および「Fenix」シリーズの販売は好調であるという。
そしてHuaweiに関しては、「Huawei Watch GT 2」シリーズが、中国国内を含むアジアで高い人気を誇ったとのこと。ヨーロッパおよび北米を主戦場にするGarminとは対照的といえそうだ。
(文・早川あさひ)
- Original:https://techable.jp/archives/135869
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:早川あさひ
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