中国の外交官で、外交部報道局副局長の趙立堅氏は、記者会見で「WeChatが中国で禁止されれば、中国人はiPhoneやApple製品を使用する理由はなくなるだろう」と述べました。
中国政府は報復を示唆?
趙立堅副局長は、自身のTwitterアカウントで会見の動画を投稿しています。
If WeChat is banned, then there will be no reason why Chinese shall keep iPhone and apple products. pic.twitter.com/qkKuMNQ87f
— Lijian Zhao 赵立坚 (@zlj517) August 27, 2020
中国の社会インフラの一部となっている多機能メッセージングアプリWeChatは、米国にとって安全保障上の脅威になっているとして、米企業や個人に運営会社のTencentとの取引を禁止する大統領令への署名が行われました。
議論となっているのは、このWeChat禁止令がどの範囲まで適用されるかということです。トランプ米政権は、米企業に対して内密に中国国内でWeChatが禁止となることはない、と通達したとされていますが、米国内のみならず中国でアプリが使用できなく可能性がなくなったわけではありません。
WeChatが中国で禁止でiPhone出荷台数は30%減
Appleのサプライチェーンに独自の情報筋を持つ著名アナリストのミンチー・クオ氏は、もし仮にWeChatが中国で禁止となった場合、iPhone出荷台数は最大で30%下落すると予測しています。
米企業とWeChatとの取引を禁止する大統領令が中国のApp Storeにも適用された場合、Appleの損失は「年間250億ドルを超える」との試算も発表されています。
Source:AppleInsider
(lexi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-309683/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
Amazonベストセラー
Now loading...