DSLRやミラーレスカメラで撮影すると、多くの場合大半のスマホやインスタントカメラなどよりも高品質な仕上がりになる。だが、完全マニュアルで使いこなすのはなかなか難しい。
そんな人にとって強力な助っ人となるツールがカメラに取り付けて使うガジェット「Arsenal 2」だ。人工知能(AI)が状況に応じて設定を自動調整し、パーフェクトショットにしてくれる。
カメラのブレーン
目の前に雄大な景色が広がっているとしよう。夕日や森の鮮やかな色、岩陰の陰影などを写真に収めようとシャッターを切っても、写真にその雄大さや鮮やかさなどが反映されないといことがある。そんなとき、仕上がりを実際の景色に近づけるのがArsenal 2だ。
Arsenal 2はカメラとケーブルで繋いで使うガジェットで、いわばカメラのブレーンとなる。搭載するセンサーが集める22の環境ファクターをAIが分析し、シーンに合わせて最適化して仕上げるというものだ。
たとえば普通に撮影すると暗くつぶれてしまったりするような場合でもディテールを映し出したり、ぼんやりした光をはっきりと際立たせたりすることができる。
マイクロSDカードスロット付き
撮影設定がほとんどを自動となるモードだけでなく、ユーザーがスマホで露出やシャッタースピードなどを設定して自分好みの仕上げにできるマニュアルモードもある。また、パノラマやタイムラプスなどにも対応する。スマホとArsenal 2は約30メートルの範囲でワイヤレス連携する。
Arsenal 2にはマイクロSDカードスロットがあり、写真をマイクロSDカードに保存できる。もちろん、スマホへの送信も可能で、撮ってすぐにSNSなどでシェアしても良さそうだ。
名称からわかるようにArsenal 2は第2世代で、初代よりもセンサーが改善され、マイクロSDカードスロットが加わった。スタンダードバージョンとプロバージョンの2種があり、プロバージョンはUSB-Cポートを搭載し、雨などで少々濡れても大丈夫だ。
Arsenal 2はキヤノン、ソニー、ニコン、富士フイルムなどで使える。現在クラウドファンディングサイトKickstarterで資金調達を展開していて、出資額はスタンダードが149ドル(約1万6000円)〜、プロが219ドル(約2万3000円)〜となっている。
すでに目標額は達成し、9月25日まで出資を受け付けたのち、来年6月にも発送が始まる見込みだ。
- Original:https://techable.jp/archives/136251
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:mizoguchi
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