米国時間9月14日、Amazon(アマゾン)は子供向けサービスのAmazon FreeTimeとAmazon FreeTime UnlimitedをAmazon KidsとAmazon Kids+にリブランドすると発表した(Amazonブログ投稿)。名前の変更だけでなくサービスも再デザインされて、ホーム画面が新しくなり、Amazon Echoと統合され、音楽とビデオのコンテンツが充実する。
Amazon FreeTimeではこれまで、利用時間と未承認コンテンツのへのアクセスをペアレンタルコントロールで制限することができた。有料サブスクリプションのAmazon FreeTime Unlimitedでは、2万種類以上の本、映画、オーディオブック、ゲーム、スペイン語のコンテンツを提供している。料金はプライム会員の場合は子供1人で月額2.99ドル(約315円)、ファミリーで月額6.99ドル(約740円)。プライム会員でない場合はそれぞれ月額4.99ドル(約525円)と9.99ドル(約1050円)だ。長期割引もあり、プライム会員の年間ファミリープランだと69ドル(約7300円)になる(日本ではプライム会員は月額480円、プライム会員でない場合は月額980円で子供4人分のプロフィールを作成できる)。
これまで子供はFireタブレットの自分のプロフィールからFreeTimeを利用していた。また有料ユーザーの場合はAndroidかiOSデバイスの専用アプリでも利用できた。今後、Amazon Kids+のサブスクリプションはFireタブレット、Fire TV、Kindle、Echo、iOS、Chrome OS、Androidデバイスと幅広いプラットフォームで利用できる。
このアップデートでFireタブレットのAmazon Kidsはデザインが変更され、プロフィールの新しいオプションを利用するともうちょっと「大人っぽい」タブレットになる。学習、アプリとゲーム、音楽、ビデオ、本などさまざまなセクションがカラフルなアプリアイコンで整理されるようになり、その下には人気のブランド、最近見たコンテンツ、ゲームなど、テーマ別のグループやおすすめを示すサムネールが並ぶ。
プロフィールは幼い子供が使うタブレットから親が使うような一般的なタブレットのレイアウトへの移行に役立つため、8歳以上の子供に適しているとアマゾンは説明している。保護者はペアレントダッシュボードに新たに設けられた年齢のフィルタとテーマのセクションから、プロフィールの設定でこのオプションを有効にすることができる。
Amazon KidsでAlexaを利用できる新機能もある。スマートスピーカーのEchoなどAlexaデバイスが家にある場合、子供はアナウンス機能を使って自分のタブレットからボイスメッセージを家にいる家族にブロードキャストすることができる。アマゾンが子供の声を聞いて処理することになるため、この機能の利用には保護者の同意が必要だ。
アマゾンは6〜12歳向けのビデオタイトルなど家族向けコンテンツも充実させるという。これにはAngry Birds、レゴ、トランスフォーマー、バービー、カルメン・サンディエゴといったブランドやキャラクターのPG付きゲームプレイ動画や実写タイトルが含まれる。
Amazon Kidsのホーム画面に、iHeartRadioの音楽ステーションも追加された。
今回のリブランドでは、他社と同じように「+」記号をつけてサブスクリプションのプレミアムコンテンツであることを表している点が注目される。Disney+やESPN+、TiVo+、Apple TV+など、このようなブランディングにしているストリーミングサービスはいくつもある。
アマゾンによると、リブランドは今後数カ月かけて公開されるが、新しいホーム画面のオプションとAlexaとの統合は数週間で使えるようになるという。
【Japan編集部】本記事は米国のサービスについて記述しているため、日本でのサービス内容とは一部異なる。
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カテゴリー:ネットサービス
タグ:Amazon
画像クレジット:Amazon
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(翻訳:Kaori Koyama)
- Original:https://jp.techcrunch.com/2020/09/16/2020-09-14-amazon-rebrands-freetime-to-amazon-kids-expands-paid-catalog-for-amazon-kids/
- Source:TechCrunch Japan
- Author:Sarah Perez
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