Facebookは新しいスタンドアロンVRヘッドセットOculus Quest 2をゲーム用デバイスにとどめておくつもりはないようだ。米国時間9月16日に開催されたFacebook Connectカンファレンスではバーチャルオフィス、 Infinite Officeのデモが披露された。これはOculus Quest 2を生産性ツールとして活用するためのソフトだ。
Infinite Officeは実際にユーザーが利用できるようになるのはこの冬からだが、Oculus Browserをベースとしており、ビジネスツールとして使うために必要な機能が多数用意されている。またユーザーはこれらを自由にカスタマイズできる。例えばQuest 2内蔵のカメラからのライブ映像を見ることができるので、ユーザーは自宅の環境の上にVRオフィスを表示するすることができる。
Facebookは有力デバイスメーカーのLogitech(日本ではロジクール)との提携を発表した。これによりいくつかのキーボードがQuest 2から認識され、にキーボード画像も表示される。ユーザーはヘッドセットをつけたままテキストを入力することが容易になるという。
Facebookはこれ以外にも多数のオフィスツールを開発中だという。当初はグループの共同作業より、個人の生産性向上に重きを置くようだ。
こうしたアプリでは他のアプリやサービスとの統合がキーポイントだ。ことにQuest 2のようにメインのパソコンから切り離されたスタンドアローン・デバイスの場合にはこの点が特に重要になるだろう。
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(翻訳:滑川海彦@Facebook)
- Original:https://jp.techcrunch.com/2020/09/17/2020-09-16-facebook-debuts-infinite-office-a-virtual-reality-office-space/
- Source:TechCrunch Japan
- Author:Lucas Matney
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