米オンラインマーケットSellCellが、「iPhone12はiPhone6以来最大の販売実績を達成する可能性がある」と伝えています。同社の調査では、第2四半期(4月〜6月)と第3四半期(7月〜9月)を比較した下取り数増加率がiPhone6発売前を上回っており、iPhone12発売に向けて旧機種を下取りに出したユーザーが増えているようです。
下取り額が高いうちに売却し、新型iPhone購入を準備?
SellCellは、第3四半期(7月〜9月)のiPhone下取り数増加率と新型iPhone販売実績の関連性について「新型iPhone発売前に旧機種を下取りに出すのは、下取り額が高いうちに売却して新型iPhoneを購入しようとする消費者の準備行動だ」と説明しています。
米国では、新型iPhoneが発売されてから最初の1カ月で、下取り額が約13%下がるとのことです。
過去7年間の、第2四半期(4月〜6月)と第3四半期(7月〜9月)を比較した下取り数増加率は、iPhone6が発売された2014年が61%と最も高い値を示していました。
2020年はこれが63%に達したことから、米国ではiPhone12の販売実績が、iPhone6を超える可能性が高いと同社は予測しています。
SellCellが行った購入意識調査では、iPhoneを使用しているユーザーの41%、Androidユーザーの33.1%がiPhone12の購入を検討、機種別ではどちらの調査でもiPhone12 miniへの期待値が最も高い結果が得られていました。
下取り機種上位はiPhone X、iPhone XR、iPhone7
SellCellの、2020年9月における下取り数上位には、iPhone X、iPhone XR、iPhone7がランクインしています。
2019年に発売されたばかりのiPhone11 Pro Maxが4位にランクインしているのは、下取り額が高いうちに売却し、iPhone12シリーズに買い換えようというユーザーが多いと考えられるようです。
各種事前調査、下取り状況分析で得られたiPhone12に対する期待値は、小型モデル(iPhone12 mini)をラインナップ、5Gに対応し、カメラも改善される見通しのiPhone12シリーズの予想スペックが、ユーザーの潜在ニーズに合致していることが示されたのだろうと、同社は説明しています。
SellCellが実施した購入意識調査では、既存iPhoneユーザーの53.9%が、好ましいディスプレイサイズに5.4インチをあげ、44%がiPhone12 miniの購入を検討していると回答しています。
Source:SellCell
(FT729)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-319205/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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