史上最年少タイトルホルダー記録を更新した藤井聡太二冠の活躍で沸いている将棋界。藤井二冠が記入した王位戦での封じ手がチャリティオークションで高額落札されるなど、将棋ファン以外からも多くの注目を集めています。
そんな将棋ブーム覚めやらぬ中、町工場が究極のミニチュア将棋盤を作成。それがコスモから発売される超々ジュラルミン製の将棋盤「大人達の盤華~IT’S将TIME~」(9万8000円/税別)です。サイズは通常の4分の1(盤面の面積は16分の1)というスケール。完全受注生産で、現在予約受付中です。
「大人達の盤華~IT`S将TIME~」の素材は、最高クラスの強度を持つ、超々ジュラルミンとも呼ばれるアルミ合金「A7075」。日本で航空機用に発明され、アルミニウム合金の中で最も強度が強く、同等の強度を持つ炭素鋼S45Cと比べて、重さは約1/3程度と非常に軽いのが特徴。そのため、人工衛星や航空機の部品に使用されるほか、鉄道やスマートフォンなどにも使用されています。
製作は、自動車部品・航空機部品などの精密部品の製造を手掛けるコーキ・エンジニアリング。コロナ禍により4月以降受注が激減して、時間に余裕ができたことから、従業員のさらなる技術力向上のため製作に挑戦したとのこと。なお、ひとつひとつ手作りのため、1日の生産数は2セット限定となっています。
長年、航空機の客室部分の部品や自動車のギアを製作してきた経験と高い技術を駆使し、超ミニサイズを実現。将棋盤のサイズはH91×W84×D65mm。盤脚はクチナシの実をかたどったとされる伝統的な形を忠実に再現しています。
駒も、実際の将棋の駒と同じく、種類によって大きさも異なっています。例えば、「王将」はH7.8×W7mm、「金将」はH7.3×W6.5mm、「歩」はH6.8×W5.5mす。駒は専用の駒ケースに入れて盤の中に収納でき、駒ケースのサイズはH68×W30×D7mm。なお、重さは駒を含めて約1.7kgです。
盤も駒も緻密な設計と研磨を重ねることで、洗練された銀色の美しい輝きを放っており、室内のオブジェとしても重厚な存在感を示します。将棋好きな自分へのご褒美として、またインテリア好きな人への贈り物としてもいいのでは。
超々ジュラルミンのミニチュア将棋盤で、日本が誇る「技術力」と「伝統文化」の両方を味わいましょう。
<文/&GP>
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- Original:https://www.goodspress.jp/news/329241/
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- Author:&GP
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