Appleは日本時間10月14日未明から新製品発表イベントをオンラインで開催し、iPhone12シリーズを発表しました。iPhone12 Proでは、「Apple ProRAW」という新たな画像フォーマットが利用可能となる見通しです。
これまでRAW撮影ではDeep FusionやSmart HDRが無効に
昨年、iPhone11 Proが発表された際に同時に披露されたDeep Fusionは、機械学習を使って、約1秒間に高度な画像処理を行い、写真を構成する個々のピクセル単位で最適化を行うのが特徴です。
Deep FusionとSmart HDRを、iPhone XRで撮影した写真にそれぞれ適用した際のクオリティ比較なども過去に行われていますが、プロのカメラマンが撮影後に補正を行うのに必要なRAW画像で撮影した場合、どちらのコンピュテーショナルフォトグラフィ効果も失われてしまうのが難点とされていました。
RAWのフレキシブルさを保ちつつコンピューテーショナルフォトグラフィの威力を享受
今回Appleが発表した「Apple ProRAW」では、露出、コントラスト、ホワイトバランス、カラーバランス、明度、彩度などの補正や加工、ノイズや歪曲など除去など、RAWのフレキシブルさを維持したまま、撮影時にDeep FusionとSmart HDRなどを活用できます。
ユーザーは内蔵カメラから直接Apple ProRAWでの撮影が可能とされています。Apple ProRAWは、今後リリースされるiPhone12 ProおよびiPhone12 Pro Max向けのiOS14のアップデートで利用できるようになる予定です。
Apple ProRAWについては、Appleイベントの中で52分57秒から詳しく説明されています。
Source:AppleInsider, Apple
(lexi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-320593/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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