正式版の公開が近いとみられるiOS14.1のGMをインストールしたiPhoneで、バッテリー持続時間のテスト動画が公開されました。最新の正式版であるiOS14.0,1と比較すると、モデルによって差はあるもののバッテリー持続時間が短くなる傾向がみられます。
7モデルのiPhoneを同じ条件でテスト
先日、開発者向けにリリースされたiOS14.1のGM(ゴールデンマスター)で、バッテリーの持続時間を過去のバージョンと比較した動画を、YouTubeチャンネルiAppleByteが公開しました。
バッテリーテストに使用するのは、iPhone SE(第1世代)、iPhone6s、iPhone7、iPhone8、iPhone XR、iPhone11、iPhone SE(第2世代)の7モデルで、いずれもiOS14のGMをインストール後、内部データの最適化が完了すると見込まれる5日間が経過しています。
テストにはベンチマークテストアプリ「Geekbench 4」を使用し、ディスプレイの明るさを25%に統一したiPhoneで、フル充電からバッテリー残量が0になるまでの負荷をかけて、バッテリー消費を計測します。
iPhone各モデルのバッテリー状態は、iPhone SE(第1世代)が98%、iPhone XRが97%である以外、各モデルとも100%です。
各モデルともiOS14.0.1から持続時間が短縮
バッテリー残量が0になるまでの時間は、以下のとおりでした。カッコ内は、iOS14.0.1との比較です。
- iPhone SE(第1世代):2時間52分(マイナス4分)
- iPhone6s:2時間55分(マイナス4分)
- iPhone7:3時間27分(マイナス20分)
- iPhone8:3時間23分(マイナス6分)
- iPhone XR:5時間29分(マイナス11分)
- iPhone11:5時間18分(マイナス8分)
- iPhone SE(第2世代):3時間37分(マイナス5分)
バッテリーベンチマークの結果をまとめたグラフはこちらです。
モデルによって落ち込み幅に差があるものの、全モデルでiOS14.0.1よりもiOS14.1 GMのほうがバッテリー持続時間が短くなるという結果となりました。
iAppleBytesは、この結果について「珍しい現象だ」と驚きつつ、「もしバッテリーの持続時間を重要視するなら、iOS14.1のインストールは見送っても良いかもしれない」とコメントしています。
バッテリーテストの動画はこちらでご覧ください。iAppleBytesは、iOS14.0.1とiOS14.1GMの動作速度を比較した動画も公開しています。
Source:iAppleBytes/YouTube
(hato)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-322526/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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