株式会社Re-al(以下、Re-al)は、小型の遠隔釣り装置「TeleAngler(テレアングラー)」を開発。同装置を使うことにより、現実さながらのリモート釣り体験が実現する。
株式会社Re-alのユニークな取り組みとは?
2018年に設立されたRe-alの主軸事業は、臨場感あふれるリモート釣り体験を可能にする「Avatar Fishing」。同社は慶應義塾大学ハプティクス研究センターと共同で、「リアルハプティクス(力触覚技術)」を応用した遠隔釣り装置の開発を行ってきた。なお、リアルハプティクスに関しては、先日のTechableの記事でも取り上げている。
「Avatar Fishing」では、釣りをしているときの釣具の振動などを再現。これにより、利用者は釣り場へ行くことなく釣りを楽しめる。YouTubeでは、1分20秒程度の紹介動画も公開中だ。
低コスト化に主眼を置いた装置開発
Re-alは「Avatar Fishing」の事業を推進する中で、装置の低コスト化に主眼を置いた。そこで今回の「TeleAngler」では、コンパクトなデザインに加えて、従来よりも低いコストを実現。さらに、現実世界におけるリモート釣りだけでなく仮想空間での釣りにも対応し、時間を選ばず釣りを楽しめるようになった。なお、リアルな釣りの感覚は損なわれていないという。
「TeleAngler」の量産開始時期の目標は来年春で、量産設計は既に始まっている。また、今月開催の展示会「CEATEC 2020 ONLINE」にて、同装置がオンライン展示されるとのことだ。
(文・早川あさひ)
- Original:https://techable.jp/archives/140002
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:早川あさひ
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