iPhone12シリーズは加熱式の専用装置でディスプレイを取り外し

iPhone12
 
Appleは本日からiPhone12、iPhone12 Proの販売を開始しています。これに伴って修理を担当する正規サービスプロバイダにiPhone12シリーズのディスプレイを取り外す加熱式の装置が配布されています。

接着剤を溶かすため

iPhone12シリーズはこれまでと同様、接着剤でディスプレイと本体が接着されています。これまでの機種ではディスプレイの取り外しには専用の加熱器がなくてもドライヤーなどでも代用できる(もちろんAppleは分解を推奨していません)とされていますが、Appleはよりスムーズな修理のため加熱式の修理機正規サービスプロバイダに配布していることがわかりました。
 
専用の機器で約2分間加熱することでディスプレイを固定している接着剤が緩くなり、ディスプレイを吸盤で取り外す作業がスムーズに行えるようになります。加熱して接着剤を緩くすることで無理な力をかける必要がなく、修理時に本体が破損、または傷つくことを防ぐこともできます。iPhone12で加熱式の修理機が導入された理由は判明していませんが、防水性能の向上によりこれまで以上に強力に接着されていることが影響しているのかもしれません。
 
サポート
 
ちなみにiPhone12シリーズのディスプレイのガラスはナノセラミッククリスタルが組み込まれ、これまでよりも4倍傷つきにくいとされています。それでも強く落下させてしまうと傷つくことは当然あります。その際、ディスプレイなどを修理するならAppleから専用の修理機器が提供される正規サービスプロバイダに依頼するのがおすすめです。
 
 
Source:MacRumors
(KAZ)


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