ジョイフルサンアルファ、あなぶきハウジングサービス、NECソリューションイノベータの3社は、長崎市の分譲マンション「アプローズ長崎南ベイサイドヒルズ壱番館」の敷地内に、居住者を対象とした顔認証技術を用いた無人店舗「FACE MART」を開店することを発表した。
便利な上に安全性も確保
「FACE MART」は、マンションの共用部に設置された無人店舗。長崎市、時津町および長与町に14店舗のスーパーマーケットを展開するジョイフルサンアルファがマーチャンダイジングや商品供給など、運営面を担うことで、産直の新鮮野菜や果物などの商品提供も可能にした店舗だ。
マンションの共用部に設置されていることで、居住者にとっての「第二の冷蔵庫」「第二のキッチン」の実現を目指すとしている。また、マンション入居者に限定したクローズド型の特徴を活かし、利用者の声を反映することで、小規模ながらも顧客の欲しいものがある品揃えを提供できるという点もメリットだろう。
コロナ対策としても期待
「FACE MART」では、NECソリューションイノベータの顔認証技術を利用した入退館システムとセルフPOSシステムを採用。人に会うことなく日々の買い物を行えることや、購入者をマンション入居者だけに限定すること、換気への配慮を行うこと等により、新型コロナウイルス感染症に対する不安を解消する一助になるとみられている。
また、NECは大和ハウス工業と共同でデジタル化により施工現場を遠隔管理する実証実験を10月1日より開始したことも発表。各施工現場に設置されたセンサーやカメラからデータを収集し、スマートコントロールセンター内のモニターにて現場を遠隔管理する取り組みで、同実験では、現場の映像をNECのAI技術で分析。
デジタルデータと連携させることで、工事の進捗管理や作業効率化、安全・健康管理に活用できるかを検証するという。NECは、2021年度中には施工現場の遠隔管理技術を建設業界に向けて展開していく計画も発表している。
- Original:https://techable.jp/archives/140814
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:kawaguchiasuka
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