「捨てる神あれば拾う神あり」とはこのことかも知れません。Samsungが新たに自社端末向けのアプリストアGalaxy Storeをリニューアルし、人気ゲーム「フォートナイト」を特集するページデザインへと変更しました。同ゲームは現在、App StoreとGoogle Playから規約違反で排除されています。
Epic GamesはAppleやGoogle相手に訴訟
Samsungは10月末、スマートフォン「Galaxy」シリーズなどにインストールされている、独自アプリストアGalaxy Storeのリニューアルを行ったと発表しました。主にゲームアプリを意識した作りになっていますが、真っ先に目に飛び込んでくるのは、Epic Gamesの「フォートナイト」です。
世界的人気を博すフォートナイトは、2020年8月にアプリ内で突如AppleやGoogleを介さない決済手段を提示したため、両ストアから規約違反で即日削除されました。これに対して、運営元のEpic GamesはAppleやGoogleに支払わなければならない30%の手数料が不服だと発表、とりわけApp Store以外からのダウンロードを認めないAppleについては、独占禁止法違反だとして訴訟を含めた激しい攻撃キャンペーンを展開してきました。
裁判は2021年半ばから始まりますが、裁判所はフォートナイトのストア復活要求を退けており、当面の間はこのゲームをApp StoreやGoogle Playでダウンロードすることができません。この状況をチャンスと見たのがSamsungです。
SamsungはGalaxy Storeでフォートナイトを大々的に宣伝するだけでなく、プレスリリースでも「現時点でGalaxy Storeは、Epic Gamesのヒットタイトルであるフォートナイトを米国内で唯一ダウンロード可能なモバイルアプリストアです」と強調、その優位性をここぞとばかりにアピールしています。
ただし正確にはAndroid端末であれば、Google Play経由で入手できなくとも、Epic GamesのWebサイトからアプリ(apkファイル)を直接ダウンロードしてインストールすることが可能です。一方、iOS製品はApp Store以外からアプリをダウンロードすることはできません。
Source:Android Police,Galaxy Store,Samsung
(kihachi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-326435/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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