「ポケモンGO」といえば、基本的には自宅ではなく、外を歩き回って楽しむゲームアプリです。しかし新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で、多くの人々の自宅で過ごす時間が増えているにも関わらず、同ゲームが順調に売上を伸ばしていることが、調査会社Sensor Towerの調べで明らかになりました。
2018年から回復、年々売上を伸ばす
ポケモンGOは2016年7月にリリースされ、その年は8億3,200万ドル以上(約33億円)の売上を計上、大ヒット作品となりました。
2017年には対前年比で29%売上が落ち込んだものの、その後プラスに転じて年々売上を伸ばし、今年は10月時点ですでに10億ドル(約1兆円)を達成、過去最高を記録しています。
今年の1月〜10月にポケモンGOのユーザーは、2020年1月〜12月よりもすでに11%も多く課金しており、2019年の1月〜10月と比べると30%も多くお金を使っていることになります。
ステイホーム機能が奏功か
今年はCOVID-19の影響で、モバイルゲーム全体のダウンロード数と売上が大きく伸びたとはいえ、ポケモンGOの成功は驚異的だとSensor Towerは述べています。その一因は、同ゲームの開発運営を担うNianticが、本来ならばポケモンGOの核ともいえる「外を歩く」ことをしなくても、家の中で楽しめる機能を追加したことだろう、と同社は分析しています。
また同時に一部のプレイヤーたちは、ソーシャルディスタンスを保ちつつ、屋外でゲームを楽しみ、健康維持に努めているようです。
累積売上高は42億ドル
ポケモンGOの今日までの累積売上高は約42億ドル(約4,390億円)にのぼります。国別では1位が米国で15億ドル(全体の36.3%)、2位が日本で13億ドル(31.3%)、3位がドイツで2億3,860万ドル(5.7%)と続いています。
なおGoogle Playでの売上は全体の53.4%で約22億ドル、App Storeでの売上は同46.6%で約19億ドルです。
ユニークインストール数では世界全体で約6億回となります。1位は売上と同じく米国で1億900万回(18.2%)ですが、2位はブラジルで6,520万回(11%)、3位はメキシコで3,730万回(6.2%)と、売上とは異なる顔ぶれとなっています。
Source:Sensor Tower via PhoneArena
(lunatic)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-326788/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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