近畿大学と株式会社Luupは、2020年11月19日より同大学東大阪キャンパス内で、電動キックボードの有償シェアリングサービスの実証実験を開始する。
電動キックボードの私有地内での走行実験はすでに各地で行われているが、「有償」かつ「シェアリングサービス」形式での実証実験は国内初の試みだ。
なお、Techable(テッカブル)では、同社代表の岡井大輝氏にインタビューを行い、日本における電動キックボードのシェアリングサービス普及についての考えを伺っているので、あわせて読んでみてほしい。
1分10円! 5分以内無料
同キャンパスは、約24万平米(甲子園球場約6個分)という広大な敷地に学生や教職員合わせて約26,000人が在籍中。私有地ではあるが、歩行者や車両が通行する公道に似た空間である同キャンパス内での実験は、街中でのサービス展開を目指すうえで必要なデータを取得できると期待されている。
利用者は、専用のアプリで電動キックボードのロックを解除してキャンパス内のポート間を自由に往来したあと、利用した時間に応じてアプリで料金を支払うという流れだ。
料金は1分10円。ただし、5分以内は無料で6分経過した時点で60円が課金され、以降1分ごとに10円かかる仕組みだ。
実証期間は11月19日~12月18日までで、同大学の学生と教職員を対象に実施される。用意される電動キックボードは5台とのこと。
試乗イベントも開催!
同実験開始とあわせて、同大学学生を対象とした試乗イベントが開催される。11月19日の14:30~15:30に同キャンパス西門前にて約50分間の試乗時間が設けられるようだ。
今回は広大な同キャンパスを「仮想の都市空間」と見立て、実用化に向け検証を行う。同社は2020年10月より電動キックボードの公道での実証実験を実施中。このたびの実験とあわせ、実用化に向け着実に前進しているようだ。
- Original:https://techable.jp/archives/141979
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口
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