【ds hands on!】ティファール クックォーミー ブラック 3L CY8708JP


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炒め物もできる大人気の多機能電気圧力鍋に
日本の住宅事情にあった3Lサイズが登場!

ティファール
クックォーミー ブラック 3L CY8708JP
実勢価格:5万7000円

内鍋の呼び容量が3Lとなった電気圧力鍋の新モデル。本体前面にディスプレイを搭載しており、メニューや調理方法を選ぶだけで調理ができる。本体内に210レシピを内蔵し、圧力調理の他、無水調理や炒め物、蒸し物、煮物に対応。全210レシピ中、193レシピが加圧時間15分以内の時短レシピとなっており、短時間での調理が可能。また、今回新たにスマホアプリが登場。レシピの検索や下ごしらえの手順などを細かく確認できる。

焼きもできて多彩な調理が可能

6Lと3Lの2ラインに

従来のクックフォーミーは6Lサイズの内鍋を採用し、たっぷり大容量の調理ができるのが特徴だった。しかし、その反面少人数世帯には大きすぎた。3Lタイプは本体が一回り小さく、設置性もアップしている。

クックフォーミー3Lに搭載する内鍋。セラミックコーティングされているため、食材がこびりつきにくく、使いやすい。

内鍋にセットできる専用の蒸しかごが付属。油を落として、あっさりと楽しめる蒸し豚やホイル焼き、蒸しパンなどのレシピを用意し、様々な蒸し調理ができる

多くの電気圧力鍋の中で、クックフォーミーの特徴といえるのが、加圧料理が終わった時に強制的に排気すること。このため、調理終了後は自然減圧を待つ必要がない。

液晶画面にレシピを表示

前面の液晶画面にメニューを表示。ダイヤルを回してレシピを選んだり、調理コースの設定ができる。

材料コースが芋類と炊飯のみに変更された。

ディスプレイで料理を設定

メニューの「レシピ」から様々な料理が選択できる。レシピは前菜、メインディッシュ、デザート、一週間レシピなどに分類されている。

メニューを選択すると画面に必要な材料が表示される。ダイヤルを回すと画面が切り替わり、下準備を段階的にチェックできる。

マニュアル調理コースでは圧力調理、通常調理、再加熱、保温の4つのコースが選択できる。圧力調理では加圧時間の設定が可能だ

通常調理の場合は最高160℃までの3段階で温度設定ができる。肉類に焼き色をつけたい場合は強火を選択しよう

専用アプリで手軽にレシピを検索

「クックフォーミー3L」と合わせて登場したのが、レシピ検索などができるスマホアプリ。これまで下ごしらえの手順などが、ディスプレイでしか分からなかったのが、アプリでいつでも確認できるようになった。さらに冷蔵庫の中身からレシピを検索できるのも便利。

焼きもできて多彩な調理が可能

圧力煮込み

マニュアル調理の圧力調理機能を使って作ったタンシチュー。下茹で、焼き色、煮込みの3ステップをすべてこれ一台でできる。小型になったが、4人分のタンシチューができたので、一般的な家庭なら十分だと言える。

内蔵レシピに登録されている「肉じゃが」。他の電気圧力鍋のように煮るだけではなく、最初に炒められるため、香ばしく仕上げられる。加圧時間はわずか3分、トータル8分でできる時短メニューだ。

焼き&短時間の圧力で柔らかく

おすすめメニューの1つ、チキンジンジャー。下味をつけた鶏肉を、予熱が終わった鍋に入れて加熱し、焼き色をつけていく。

焼き色がついたらタレを加えて加熱調理をスタートする。

完成したところ。短時間ながら加圧しているので柔らかくできた。

蒸し物

手軽な朝食としても、ヘルシーメニューとしても最適な「巣ごもりキャベツ」も内蔵レシピのひとつ。付属の蒸しかごを使って、短時間で蒸し上げられる。

多くのキッチンに置きやすいサイズになって使い勝手がアップ

ティファールから電気圧力鍋の新型モデル『クックフォーミー 3L』が登場した。ティファールは既に6Lサイズの「クックフォーミー エクスプレス(以下エクスプレス)」、低価格のラクラ・クッカー コンパクトをラインナップしており、『クックフォーミー 3L』はその間を埋めるモデルとして日本市場向けに開発された。 

基本的な調理機能はエクスプレスと同等だ。内蔵レシピの数も210種類と同一。内鍋の予備容量を半分に、本体サイズを一回り小さくしたというわけだ。実際、エクスプレスはキッチンに置くと圧迫感があったが、『クックフォーミー 3L』なら置きやすい。2〜4人ぐらいの家庭なら、このサイズがちょうどいいだろう 

 『クックフォーミー 3L』を他の様々な電気圧力鍋と比較した場合の利点がいくつかある。ひとつが、焼き(炒め)調理ができることだ。内鍋を最大160℃に熱することができ、食材をフライパンなど事前に炒めることなく、焼き色がつけられるのだ。これだけで全ての調理ができるため、洗い物が減らせるのも嬉しい。900Wのハイパワーで加熱するため、予熱時間が短いのも時短につながるポイントだ。

そしてもう一つが、圧力調理終了後に自動排気する仕組み。自然減圧を待つ必要がないため、調理終了のアラームが鳴ったらすぐに食べることができる。もちろん味しみなども問題なしだ。 

さらに評価したいのが、新登場の「クックフォーミー専用アプリ」だ。アプリ上で材料や下ごしらえの手順を事前にチェックしたり、冷蔵庫にある食材からレシピが検索できる。本体ディスプレイとにらめっこすることなく、下ごしらえが可能。なお、アプリはエクスプレスでも利用可能だ。 

クックフォーミーシリーズは調理手順が一覧できる仕組みがないのが欠点だと思っていたが、アプリによってそれも解消された。唯一といえる使い勝手の弱点もなくなり、様々な電気圧力鍋の中でも広くおすすめできるモデルとなった。


text : コヤマタカヒロ
photo : 大久保惠造
profile : デジタル&家電ライター
コヤマタカヒロ
デジタル機器と家電の専門家としてPCからAV機器、白物家電に関する執筆活動を展開する。調理家電のための空間「コヤマキッチン」を用意。


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