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2016年に他のスマートウォッチとは異なるバンド型モデルとして登場したソニー「wena」。今年、タッチパネルディスプレイ搭載の第3世代モデルが登場し、大きな注目を集める中で、このハイブリッド型スマートウォッチは既存の市場をどう変えていくのか。本当の便利さ、自由なスタイルを追求するwenaの実像に迫る。
wenaは他のスマートウォッチと何が違うのか?
バンド型デバイスとして、スマートウォッチの新たなスタイルを提案する「wena」は、今年、第3世代へと進化。多彩な機能をダイヤル部ではなくバンドに搭載することで、スマートウォッチはどう変わっていくのか?
自分の好きな腕時計がスマートウォッチになる
スマートウォッチといえば、ダイヤル部分にタッチパネルを備え、そこに表示されるアプリなどを操作するのが一般的だ。ここ数年で多彩なモデルが登場したが、一方でその便利な機能をアナログ表示の腕時計で使いたいという人もいる。思い入れのある機械式時計や好きなデザインの時計と現代的な機能性を両立させたいという声だ。
こうしたニーズに応えるべく、バンド型デバイスとして誕生したのがwenaだ。時間を表示するヘッド部は自分で選び、そこにバンド型のwenaを接続。センサーや通信機能、電子マネー機能を内蔵し、好きな時計をスマートウォッチとして使えるというコンセプトで、発表時から注目を集めた。
今年登場する第3世代モデルは、タッチパネルディスプレイを搭載。従来モデルは直接デバイスを操作できない仕様だったが、今回は自由に表示や機能を切り替えられるようになった。また、電子マネーにSuicaが加わり、Alexa対応機器の音声操作にも対応。活動ログ機能も進化し、バンドのバリエーションも増え、より幅広いシーンで活用できるようになった。
バッテリーが長時間持続する点も、他のスマートウォッチとの違いだ。1回のフル充電で約1週間使用でき、約24時間の予備電力も装備。電子マネーを使いたい時にバッテリー切れ…といったトラブルを減らしてくれる。
好きな時計でスマートウォッチの機能を不自由なく操る。そんな理想的な姿を実現したのがwena 3なのだ。
ソニー
wena 3
有機ELタッチディスプレイを備え、通知や予定などの表示、電子マネー決済、活動ログなどに利用できる腕時計バンド型デバイス。新たにSuicaやAlexaの音声操作などに対応し、より多彩な用途に利用できる。11月27日発売。
着信や予定などをさりげなく通知
着信やメール、LINEなどのアプリの通知を、視認性が高い有機ELディスプレイに表示。スマホを取り出さなくても、すぐに内容を確認できる。スケジュールやアラーム、天気、タイマーの表示機能も備える。
複数の電子マネーを簡単に使い分け
SuicaやEdy、IDなど7種類のおサイフケータイサービスに対応。交通からショッピングまで、スムーズに決済できる。使用時は各アプリの起動や切り替えが不要で、かざすだけで便利に使えるのだ。
多彩な活動ログを手軽に計測
加速度センサーや心拍センサーを内蔵し、歩数や心拍数など7種の活動ログを記録できる。心拍数はデュアル光学式センサーの採用により、より正確な数値を計測。最大酸素摂取量も新たに推定できるようになった。
AlexaやQrio Lockの操作に対応
音声アシスタントのAlexaを搭載し、対応する家電などの操作や音声検索に対応。手元で話しかけるだけで多彩な機能を利用できる。スマートロックのQrio Lockにも対応し、ワンタッチでの鍵の開け閉めが可能だ。
text by 高橋 智 photo by 江藤義典
- Original:https://www.digimonostation.jp/0000131613/
- Source:デジモノステーション
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