YouTubeチャンネル「BrandonGeekabit」が、M1チップ搭載Mac miniの分解動画を公開しました。分解の結果確認されたロジックボードから、メモリスロットなどユーザーがアップグレードする余地はないことが確認されました。
分解手法はIntelプロセッサ搭載Mac miniと同じ
「BrandonGeekabit」が公開した動画によれば、M1チップ搭載Mac miniも大量のトルクスネジを外す、ケーブルやプラグを抜くという点で、Intelプロセッサ搭載Mac miniと分解手法は変わらないようです。
外部接続端子の減少
M1チップ搭載Mac miniの外部接続端子は2つのThunderbolt / USB 4ポートと、Intelプロセッサ搭載モデルより2ポート減少しています。
底面パネルの取り外し
底面パネルと筐体の隙間に硬いカード状のものを差し込み、取り外します。
金属カバーの取り外し
露出した、金属カバーを取り外します。このカバーにはケーブルが装着されているので、切断しないよう慎重に取り外していきます。
内部の全体像
M1チップ搭載Mac miniの内部は、デザイナーのArun Venkatesan(@zhenpixels)氏が報告していたとおり、部品点数も少なくスッキリとしています。
冷却ファンの取り出し
固定しているトルクスネジを外し、ケーブルを抜けば、冷却ファンも容易に取り外せるようです。
ロジックボードと電源ユニット
ロジックボードと電源ユニットが見えてきました。ロジックボードを固定しているトルクスネジを取り外します。
ロジックボード固定の解除
トルクスネジを取り外してロジックボードの固定を解除したら、外側に向かって押し出します。
ロジックボードの引き出し
ある程度ロジックボードが外側に押し出されたところで、今度は慎重に引き出します。
ロジックボード
iPhoneHacksによれば、ロジックボード上のM1チップは、APL1102というラベルの付いた銀色のプレートに覆われています。プレートの右側には、SoCの一部であるメモリモジュールが配置されていると、同メディアは報告しています。
ヒートシンク下のM1チップなどを、テック系の情報交換サイトeGPU.ioが解説しています。同メディアによれば、ロジックボードには、Thunderboltコントローラーとして「Intel JHL8040R」、USB Type-CコントローラーとしてTexas Instruments 「CD3218B12」が搭載されているとのことです。
ロジックボードの表面、裏面どちらにも、拡張スロットなどはなくユーザー自身でアップグレードすることは不可能なようです。
ロジックボードには他にもたくさんのコンポーネントがありますが、それらに関する情報はまだないということで、今後、iFixitの分解レポートなどで明らかになると期待されます。
電源ユニット
電源ユニットも接着されているわけではなく、2本トルクスネジと金属パーツで固定されているだけのようです。
分解動画は下記からご確認ください。
Source:Brandon Geekabit/YouTube via iPhoneHacks, eGPU.io, Cult of Mac
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- Original:https://iphone-mania.jp/news-329797/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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