Google(グーグル)は、Disney(ディズニー)、Lucasfilm(ルーカスフィルム)と組んで、スター・ウォーズのストリーミングドラマシリーズ「The Mandalorian(マンダロリアン)」を拡張現実(AR)に取り込む。米国時間11月23日、グーグルは新しいAndroid ARアプリ「The Mandalorian AR Experience」を公開した。アプリはシリーズシーズン1のハイライトシーンをARで表示し、ファンはMandalorianの足跡をたどって、Child(チャイルド)を見つけたり、Force(フォース)を操ったりできるとPlay Storeのアプリ説明に書かれている。
ユーザーはMando(マンドー)、Din Djarin(ディン・ジャリン)、Childなどと同じ道を通って、キャラクターと触れ合ったりシーンを作って友だちとシェアすることもできる。
新しいARコンテンツは11月23日から毎週月曜日に公開され、2021年10月31日までほぼ1年続く。これは過去にグーグルが行った他の「スター・ウォーズ体験」よりも長期間にわたるプロモーションだ。
アプリそのものはグーグルのデベロッパープラットフォームを使って拡張現実体験のARCoreを作成し、ユーザーの周囲と相互に作用するシーンを構築している。こうした没頭性の強いデザインによって、ユーザーは自分のアクションに基づく新たなエフェクトを体験できる。アプリはグーグルの新しいARCore Depth APIを活用することでオクルージョンも可能になった。これによってスマートフォンのカメラを通して見た景色にARシーンがより自然に溶け込む。
しかしながら、このアプリはグーグルの最新AR技術のショーケースであるため、どのAndroidデバイスでも動くわけではない。
同社によると、アプリは「一部の5G Androidデバイス」のみで動作し、5G Google PixelおよびGoogle Play Services for ARのアップデートを済ました一部の5G Android機が対象だ。自分のAndroidスマートフォンが対応しているかどうかは、Google Developersウェブサイトにあるリストで調べられる。他の機種にも将来対応する可能性がある、とグーグルはいう。
この体験には5G対応Android端末が必要ではあるが、アプリの利用にアクティブな5G接続は必要ないとグーグルはいう。つまり、必要なのは5Gそのものではなくそこに使われているテクノロジーということだ。
グーグルは過去数年間に幾度となくルーカスフィルムと組んでプロモーショナルマーケティングキャンペーンを行ってきた。これは単なる広告とは捉えられておらず、それは両社ともにそれぞれのサービスやテクノロジーを紹介する場を得られるからだ。たとえば、グーグルは2015年にGmail、マップ、YouTube、Chromeなどのアプリをユーザーがスター・ウォーズ風に改造(未訳記事)できるツールを提供した。また、スター・ウォーズコンテンツを取り込んだAR(未訳記事)とVR(未訳記事)の両方を過去数年間に提供している。
The Mandalorian AR ExperienceはPlay Storeで無料ダウンロードできる。
カテゴリー:VR / AR / MR
タグ:Google、Lucas Film、Star Wars
画像クレジット:Google/Lucasfilm
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)
- Original:https://jp.techcrunch.com/2020/11/24/2020-11-23-google-brings-the-mandalorian-to-ar-in-its-new-app/
- Source:TechCrunch Japan
- Author:Sarah Perez
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