Raspberry Piが過熱防止用の公式ケースファンをリリース

Raspberry Pi Foundationが米国時間11月30日、新製品をリリースした。Raspberry Pi 4用の小さなヒートシンクと5ドル(約520円)の小さなファンの組み合わせで、公式ケースの内部で動作する。このアクセサリーはRaspberry Piの過熱を防ぐはずだ。

Raspberry Piをよく知らない人のために説明すると、これはカードほどの大きさだ安価なシングルボードコンピュータで、多くのコネクタを備えている。子供に与えて端末で遊ばせたり、趣味のプロジェクトのコンピュータの頭脳として使ったりできる。

Raspberry Pi 4は最新のRaspberry Piデバイスだ。製品はRaspberry Pi 3からパフォーマンスが大幅に向上している。

しかしRaspberry Piユーザーのコミュニティは、同シングルボードコンピュータが熱くなる傾向があることに気づいた。場合によっては、デバイスがCPU周波数をスロットル(低下)するせざるを得ないないほど熱くなることがあるという。

この問題は、適切な換気を妨げる公式のケースを使用している場合に特に顕著だ。2019年にRaspberry Pi Foundationは、電力消費の最適化に焦点を当てたソフトウェアアップデートをリリースしている。

いくつかのケースでは問題を解決できることもあるが、すべての状況に対応する魔法のような解決策はない。一部のユーザーは、Raspberry Piのコンピューティングパワーを長時間使用する傾向がある。

大きなヒートシンクを搭載したサードパーティ製のケースもある。しかし、Raspberry Pi Foundationにはこの問題を独自に解決していなかった。

Raspberry Pi Foundationによると、CPU周波数のスロットリングを防ぐには小さなファンで十分だという。「ファンはUSBとEthernetコネクタから空気を引き込み、プロセッサーに取り付けられた小さなフィン付きヒートシンクの上を通過し、SDカードスロットを介して排気されます」と、Raspberry Pi Foundationは説明している。

これは安価で一時しのぎ的なソリューションだが、Raspberry Piの次のバージョンでは放熱性能が改善されることを期待している。

カテゴリー:ハードウェア
タグ:Raspberry Pi

画像クレジット:Raspberry Pi Foundation

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(翻訳:塚本直樹 / Twitter


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