コンビニからキャンプまで!この冬は「こたつシューズ」で足元ぬくぬくです!

【&GP編集部員が買ってみた!使ってみた!】

サンダルが好きです。夏はほとんどサンダルで過ごしています。10代や20代の頃は冬もサンダルでした。履くのではなく突っ込むだけという手軽さが、めんどくさがりには助かる。でも年々、冬がしんどくなってきまして…。

テレワークになり、それまで会社で履いていたホカ オネオネのサンダルを持ち帰り履いていました。でも、ここのところ急に寒くなり、限界が。自宅では年中裸足なので、当然サンダルを履く時も裸足。いやーさすがにもう無理。先日、ママチャリで買い物に行った時は、泣きそうになりました。

つま先ももちろんなんですが、かかとも寒い。靴を履けばいいのは分かっているんだけど…。

どうしようかと思案していたところ、“OCOTA(おこた)”と名付けられた靴を発見! おこたってこたつのことだよね? こたつを履くって最高じゃないですか! しかも難燃性って書いてある。これは冬キャンプでも使えるってことか?

そんなわけで、冬を乗り切るために“こたつシューズ”ことHI-TEC(ハイテック)の「OCOTA FR MOC」(9900円)を購入。履いてみて分かりました、もこもこの中綿系シューズが最近人気な理由が。こりゃあったかいわ。
 

■軽くて履き心地が良くて暖かい

「OCOTA FR MOC」という名前からも分かるように、いわゆるモックシューズです。シューレースがなく、スポッと履けてスポッと脱げる手軽さが特徴。しっかり足をホールドするわけではないのですが、近所履きならこれで十分。もちろん普段履きにしても問題なさそう。ただし走ったり激しい動きには向いてません。

履き口はアッパーがくるっと1周とちょっとしていて、重なった部分が固定されていないのがポイント。大きく開くので、着脱はラクラク。

アッパーの内側はフリースが貼り付けられていて暖かい! 裸足で履くと、履いた瞬間暖かい! でも、いくらインソールが抗菌防臭加工されているとはいえ、やっぱり裸足は良くないかも。もし足が汗をかいたら、インナーに良くないですからね。靴下は…履くようにします…。

アウトソールはちょっと独特のデザイン。“GAMAHEX(ガマヘックス)”という、濡れた路面や大理石、側溝のフタでも滑りづらいという独自のゴムが使われています。このガマって、おそらくカエルのこと。

HI-TECはイギリスのシューズブランドですが、日本ではムーンスターが取り扱っています。おそらくこの「OCOTA FR MOC」は、日本企画のモデルなんじゃないかと。“おこた”だったり“ガマ”だったり、そこかしこに日本ぽさを漂わせています。もちろんムーンスターだから、品質は間違いなしで心配なし。クッション性に最も影響のあるミッドソールにも“GAMABROB(ガマブロブ)”という、一般的なEVAより約30%も反発力のある独自EVAが使われているので、たしかに軽い。そして歩くと気持ちいい。

これらのことから、おそらくアウトソールの不思議なデザインは、カエルの手をイメージしたものなのではないかと考察。カエルなら雨の日でも安心です。

そして最大のポイントがアッパー。中綿入りで暖かいのはもちろんですが、撥水加工されていて、さらに燃えにくい! 綿の繊維を難燃剤で包み込む特殊加工が施された“PROBAN”という素材が使われているとか。この難燃剤が先に炭化して自己消化する仕組みだそうです。

これって焚き火のそばでも大丈夫って意味ですよね。近々冬キャンプに行く予定なんですが、キャンプに焚き火は必須。暖かい上に火にも強くて脱ぎ履きしやすいなんて、冬キャンプにぴったりです。

ということで、冬キャンプに履いていきます。もちろん近所のコンビニに行くときも履きます。ママチャリでスーパーに行くときも履きます。たまの出社日も履いてしまうかも…。

中綿系モックにありがちなもっこもこまでいかない適度なボリューム感。デニムにもチノパンにもスウェットにも似合うシンプルなデザイン。“こたつシューズ”、この冬は大活躍の予感です。

>> ハイテック

<取材・文/円道秀和(&GP)>

 

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