スマホやPC、デジカメに差し込んで使える超小型のポータブルSSD「ECLLPSE」登場

写真にビデオ、書類などのデータのバックアップをとったり、データを手軽に持ち運んだりするときにあると便利なSSD。容量が大きいもの、データ転送速度が速いものなどさまざまなタイプが展開されているが、もし性能に加えて携帯のしやすさを重視しているなら要チェックのタイプが登場した。

香港のスタートアップが開発した「ECLLPSE」。わずか19グラムと小型ながら、容量は最大2TBもある。また、iOSファイルマネージャーをサポートするなど日常使いにうってつけだ。

容量は512GB〜2TB

ECLLPSEはメモリースティックを一回り大きくしたような細長い形状。東芝の3D NAND TLCを内蔵し、容量は512GB、1TB、2TBの3タイプが用意された。

ECLLPSEはメモリースティック同様、片側の先端についている端子を端末やガジェットのポートに差し込んで使うタイプでケーブルは不要だ。インターフェースはUSB-3.1 Gen2。ライトニングやUSB-Aのアダプターも用意されていて、iPhoneなどのiOS端末からAndroid端末、PC、デジカメなど幅広く使える。

転送速度は550MB/s

SSDのチェックポイントの1つがデータ転送速度だが、ECLLPSEは最大550MB/s。開発元によると、20GBの4KビデオをECLLPSEに転送するのにわずか39秒しかかからない。

加えてECLLPSEの売りは、防水防塵規格IP67をクリアしていること。粉塵が舞ったり突然雨に降られたりする屋外でのアクティビティに携帯するときなど心強い。ちなみに水深1メートルのところに30分浸かっても大丈夫とのこと。

また、iOSファイルマネージャーにも対応し、iOS端末を使う人が写真やビデオ、ドキュメントなどのストレージを簡単に管理できるようサポートする。

85×20×13ミリとかなりコンパクトで、どこにでも携帯できるECLLPSEは現在クラウドファンディングサイトIndiegogoで資金調達中。記事執筆時点の出資額は容量512GBのタイプが616香港ドル(約8300円)〜となっている。調達目標額はすでに達成し、出資を2021年1月3日まで受け付けたのち同4月にも発送が始まる見込みだ。

ECLLPSE/Indiegogo


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