JR東日本スタートアップとコネクテッドロボティクス、駅そばロボ開発を加速

JR東日本スタートアップ株式会社は、「調理ロボットサービス」を開発中のコネクテッドロボティクス株式会社と資本業務提携を締結。エキナカの飲食店施設のロボット化、特に駅そばロボットの開発を加速する。

人手不足などの課題をロボットテクノロジーで解決

JR東日本は、多くのエキナカ飲食店を展開している。同社の子会社であるJR東日本スタートアップは、人手不足などの課題をロボットテクノロジーで解決すべく、コネクテッドロボティクスとタッグを組んだ。

コネクテッドロボティクスは、「JR東日本スタートアッププログラム2019」の採択企業であり、ソフトクリームロボット「レイタくん」など飲食店向けの調理ロボットを開発している。

両社はこれまでも「駅そばロボット」を活用した実証実験を行うなど連携してきたが、ロボットテクノロジーによるエキナカ飲食店の革新をさらに進めるべく、今回の資本業務提携に至ったとのことだ。

今年3月には駅そば店での実証実験を実施

今回の資本業務提携に先立ち、今年3月から約1か月間、「駅そばロボット」の実証実験が実施されていた。実験が行われた場所は、JR東小金井駅構内にある「そばいちnonowa東小金井店」だ。

同実験で活用されたロボットは、アームで専用てぼを持ち上げ、そばの「ゆで作業」「ぬめり取り」「冷水で締める」という工程を担う。1時間あたりのそば生産量は40食で、その有効性が検証されたようだ。

今後両社は、「駅そばロボット」の開発および展開をはじめ、エキナカの飲食店施設のロボット化を推進していくとしている。

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