【特集】GP AWARD 2020
リモートワークの定着により注目を集める存在となったノートPC。そうした影響からか、最新機種は個性が多彩に。格段に処理速度を高めた定番モデルから、リーズナブルでありながらフルサイズキーボードを搭載したWindows機まで、仕事に“使える”モデルを、デジタル・ガジェットのプロである井上晃さんが紹介。
■注目したいのはSoCの性能
仕事で使う上で欠かせない性能や機能が明確になってきたノートPC。井上さんは「第一はSoC(システム・オン・チップ)の処理性能ですね」と語る。
「価格だけで選ぶとマルチタスクをこなせないなどの問題が生じる恐れも。その点、刷新で処理速度が格段に向上したMacBook Airは注目です」
それ以外にも、チェックしたい機能があると井上さん。
「メール作成や表計算といった作業が必須のビジネスユースでは、入力しやすいフルサイズキーボードが有効です。また、Web会議をスムーズにこなすために通信性能もチェックしたいところ。今回は、それらを満たすモデルをセレクトしました」
ライター・井上晃さん
スマートフォンやタブレットといったデジタルギアを軸に、最新ガジェットやITサービスについて精力的に取材。Webメディアや雑誌を中心に、速報、レビュ ー、コラムなどを寄稿する
1. 最強の心臓部は従来比で最大3.5倍も高速化
Apple
「MacBook Air」(11万5280円~)
M1チップの採用で、MacでもiPhoneやiPadのアプリが動くようになりました。現状、Mac向けに最適化されていないものが多いですが、今後はMac向けアプリも充実しそうですね(井上さん)
AppleがMac専用に初めて設計した“Apple M1”チップの搭載で、格段のパフォーマンスアップを実現。写真の編集や動画の書き出しといったハードな作業も素早くこなす。ファンレス仕様による静音設計や、最長18時間という驚異のバッテリー性能など、仕事に使える機能も充実。
▲高性能を実現しつつも、薄く軽いデザインによる携行性の高さや、Magic Keyboardによる文字入力のしやすさなどは不変だ
▲M1チップの採⽤で、処理速度が大幅にアップ。例えば、動画編集アプリの「iMovie」では、最大3倍の速さで書き出せる
2. 多彩な機能がアンダー10万円から手に入る
マイクロソフト
「Surface Laptop Go」(8万4480円~)
仕事に使える機能と性能を備え、キーボードもフルサイズのものを搭載。それでいて価格はアンダー10万円と、驚きのコスパを実現しています(井上さん)
必要十分の機能とパフォーマンス、最長13時間のバッテリー駆動時間などを備えながら、リーズナブルなプライスを実現した注⽬モデル。縦横比3:2の見やすい12.4型ディスプレイや、Web会議に欠かせない720pのHDカメラなども搭載している。
3. PCからタブレットまでスタイル変幻自在
ASUS
「Chromebook Flip C436FA」(11万4870円~)
Google Playストアにアクセスし、各種アプリをダウンロードして使えるのが魅力。ビジネスユースなどでも使えるアプリが結構充実しています(井上さん)
液晶ディスプレイが360度回転し、ノートPCやタブレットなど4つのスタイルで使えるChromebook。上位機種に付属するスタイラスペンを活⽤し、メモをとったり絵を描いたりすることが可能。Wi-Fi 6への対応で、最大2.4Gbpsのデータ転送を実現する。
4. SIMカードなしでも無線通信が可能に
パナソニック
「レッツノート LV9エディション CF-LV9WTYQP」(39万8200円)
eSIM、物理SIM、Wi-Fiと1台で複数の無線通信回線を利⽤でき、仕事⽤、プライベート⽤など、⽤途や⽬的に応じて回線の使い分けが可能です(井上さん)
物理SIMに加え、Web経由で契約すればすぐに使えるeSIMにも対応し、スムーズなリモートワークをサポート。作業効率に優れる14.0型の液晶パネルを搭載しつつ、ドライブレス仕様とすることで約1.215kgという軽さも実現するなど、携行性にも配慮した。
※2020年12月6日発売「GoodsPress」1.2月合併号掲載記事をもとに構成しています
<取材・文・写真/アップ・ヴィレッジ>
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- Original:https://www.goodspress.jp/features/340987/
- Source:&GP
- Author:&GP
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