Snapchatでツイートの直接共有可能に、Twitterは他SNSとの連携拡大に期待

Twitter(ツイッター)はSnapと連携し、ネイティブに統合してツイートをSnapchatで共有できるようにする。これにより両社は、ユーザーが単にスクリーンショットを共有するのではなく、もっとインタラクティブに埋め込むことを狙っている。

この機能は、ツイッターユーザーがスマートフォン上でSnapchatにもログインしていれば利用できるようになる。特定のツイートの共有ボタンをタップし、Snapchatのアイコンからコメントをつけるなどして、友人に送ったりストーリーで共有したりすることができる。この機能は公開アカウントのツイートでのみ動作し、非公開アカウントのツイートでは利用できない。

この機能は現在iOSで公開が始まっており、Androidでの統合は「今後まもなく」開始する。

画像クレジット:Snap

SnapchatやInstagram、Facebook(フェイスブック)、Redditのコンテンツの多くはツイッターに端を発していることを考えると、この機能が企業としてのツイッターのあり方に深く統合されるのは驚きだ。ツイートをウェブに埋め込む機能はこれまでもずっとあり、拡散したい人はツイートを自分のストーリーに埋め込むことができたが、ソーシャルメディアでの共有に関するツイッターの戦略は追跡も収益化もできないスクリーンショットに留まっていた。

今回の統合はツイッターにとっては手間のかからないプロダクト展開で、ツイッターユーザーでない人たちにも同社のコンテンツを直接楽しんでもらうことができるようになるだろう。ツイッターはこのようなことをマーケティングキャンペーンで何年も漠然とほのめかしていたが、ここにきて他社のプラットフォームと直接統合するアプローチを取り始めた。

最近ツイッターはストーリー機能であるフリートを公開したことで、これまでツイッターのプラットフォームを使ったことのない人をSnapから新たにユーザーとして迎え入れるために機能を増やすことができると気づいたようだ。

実際のところ、ソーシャルメディアのチャンネル間の統合はそれほど多くない。画面の録画やスクリーンショットは、あるプラットフォームのストーリーを他のプラットフォームに伝えようとすると不完全なものになってしまう。今回の統合は、SnapのSnap Kit APIとCreative Kitと呼ばれる機能のアップデートによって可能となった。SnapによればSpotify、Reddit、SoundCloud、Sendit、YOLO、GOATもそれぞれのアプリからコンテンツをSnapchatに共有できる統合機能をすでに開発したという。

ツイッターは将来的にこの機能を他のプラットフォームにも広げることについて否定しなかった。

ツイッターの広報はTechCrunchに対して「今回のSnapとの合意は、この機能に限定したものです。我々は他のプラットフォームとも連携して、ツイートをもっと幅広く共有できるようにしたいと考えています。我々はこれをきっかけとして多くの統合が実現するよう願っています」と述べた。

カテゴリー:ネットサービス
タグ:TwitterSnapchatSNS

画像クレジット:TechCrunch

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(翻訳:Kaori Koyama)


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