店舗・施設のリアルタイムな空き状況がわかる「VACAN Maps」、台湾でもリリース

株式会社バカンは、店舗や施設のリアルタイムな空き・混雑がマップ上でわかる「VACAN Maps」を提供中。今年5月に九州エリアで先行提供を開始したのち、6月に関東エリアで正式にサービスを開始した。12月2日時点で掲載数2,000件を突破するなど、順調に拡大している。

そんな「VACAN Maps」が台湾でも正式リリースされた。

お店の「いま」がわかる! 直前予約も可

「VACAN Maps」は、施設や店舗の状況を「空きあり」「やや混雑」「満」というアイコンでマップ上に表示する。この混雑状況は、店舗に設置されたボタン型IoTデバイスをスタッフが操作、あるいはカメラで取得した店内状況のデータからの自動判定など店舗・施設に合わせた方法で取得するリアルタイムな情報だ。

ユーザーがアイコンをタップすると、お店の詳細情報が表示される仕組み。また、会員登録をしたユーザーは、10分間席を確保できる「10分キープ」機能を使うこともできる(現在は一部店舗のみ)。

この混雑状況確認機能と「10分キープ」機能を実装した同サービスが台湾でも正式リリースされた。現在40カ所以上の店舗を掲載しており、年内に50ヶ所以上の店舗が掲載予定とのことだ。

バカンのサービスはこんなところにも……

同社は「VACAN Maps」のほか、トイレの空き状況などがわかる「VACAN Throne」や、店内座席の即時予約ができる「VACAN Noline Autokeep」なども提供中。

「VACAN Throne」は、羽田空港に近接するスマートシティ「HANEDA INNOVATION CITY(HICity)」や、株式会社相鉄ビルマネジメントが運営する商業施設「ジョイナス」などに導入済み。

「VACAN Noline Autokeep」は、タリーズコーヒージャパン株式会社が「HICity」にオープンした新店舗「タリーズコーヒー 羽田イノベーションシティ店」に導入され、空いている半個室席をワークスペースなどとして予約できるサービスを提供している。

さらに同社は、JR東日本グループの株式会社鉄道会館と連携し、Web整理券サービス「VACAN Noline」の実証実験を行ったり、Osaka Metroと共同開発したAIカメラで人の流れを分析する実証実験を行ったりと、幅広く事業展開中だ。

混雑を避けることで「密」を回避したり、時間を有効に使えたりと同社のサービスは人の移動をスムーズかつ安全にしていく。このたびの台湾進出をきっかけに世界に拡大していくかもしれない。

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