洗練されたデザインと品の良さに憧れを抱いてしまうアウトドアブランド、ARC'TERYX(アークテリクス)。とにかくカッコいい。「アロー」「ブレード」「マンティス」などバックパックに長く愛される名作が多いのも特徴です。
そんなバックパックの中から今回は、見た目だけでなく背負い心地、豊富なポケット数、収納しやすさなど使い勝手の良さが評判の「マンティス26」(1万8700円)のミリタリーカラー“Aeroponic”をご紹介しようと思います。
と、ここでいきなりなんですが、最近よく「全身ユニクロやGU(ジーユー)でいい気がしてきた」という声を耳にします。業界内でもそのクオリティは評判が高く、実際、僕も多くのアイテムを購入しています。
そんな全身“プチプラ”コーデと憧れのアークテリクスを合わせてみたらどうなるのか…。結論としては、バックパック1つこだわるだけで、大人のアーバンアウトドアスタイルを作ることができました。
■シンプルでカッコよくて品がある
カナダ発のアークテリクスは、ビームスと継続してコラボするなどファッションアイテムとしても人気のアウトドアブランドです。中でも、デイパックはストリートやカジュアルスタイルにマッチする「アロー」、ビジネスでも人気の「ブレード」、そしてカジュアルにもビジネスにも使いやすい汎用性の高いデザインが魅力の「マンティス」と、一度は使ってみたい憧れのバッグがたくさん。
▲ミリタリーカラーのAeroponicはトレンドにもぴったり。アイコンの「始祖鳥」ロゴも同系色で刺繍され、さりげないアクセントに
「マンティス26」はユニセックスに使えるシンプルで洗練されたデザインと高機能さが魅力。また、防水性は劣るものの、近い容量の「アロー22」と比べて約1万円もお手頃価格なのはうれしいポイント。
▲大きさも厚さも使いやすいちょうどいいサイズ感。サイズW29×51×D25cm、重さ約0.93kg、容量26L
合わせたのはユニクロの「2way ステンカラーコート」(1万989円)に「エクストラファインメリノタートルネックセーター」(3289円)、「セルビッチレギュラーフィット ストレートジーンズ」(4389円)。そしてGUの「コーデュロイCPOシャツ」(2739円)と「ビーニー」(1089円)。シンプルで都会的なデザインの「マンティス26」はユニクロやGUで作りやすいシンプルコーデとも相性抜群です。
▲デニム以外はアースカラーで統一。寒い時はジャケットの代わりにライトダウンもオススメ
■使い勝手の良さから生まれる機能美
「マンティス26」最大の特徴は、やはりポケットの多さ。
バッグ上部には、手軽にアクセスできるクイックポケットが。そして体側はPCや書類が収納できるメインスペースになっています。さらにフロント側には、向かって左からアクセスする位置に大ポケット、右からアクセスする位置に小ポケットと、異なるサイズを備えています。
▲ペン入れなどがついているクイックポケット。これだけ大きいポケットはデイパックには珍しくかなり使いやすい
▲背中側に配置されたメインスペースはガバッと大きく開く。内装は視認性の高いシルバーで統一
▲メインスペースのスリーブにはクッションがついてないため、PCを収納する際はケースに入れるのがオススメ
▲フロントポケット大。軽量ダウンジャケットが収納できてしまうほど大きい!
▲フロントポケット小。ニットキャップなど小物の収納に便利。フロントのパネルサイズ分の大きさ
そして両サイドにはペットボトルや折り畳み傘を収納できるメッシュポケットが付いているなど、自由度が高く快適に使えるポケットを豊富に備えています。デッドスペースがない上にシンプルなデザインは、さすがアークテリクスならではの機能美です。
▲両サイドのメッシュポケット。伸縮性のある素材なので荷物をホールドしてくれて、滑り落ちる心配が少ない
またクッション性が高くしっかりとした厚さのあるショルダーハーネスは、肩のラインに沿ってパッドが入っているため重さを感じにくい快適な背負い心地を実現。アウトドアブランドのバッグならではですね。
▲内側はメッシュ素材。しっかりとした厚さからもクッション性が高いことは一目瞭然
▲十分な幅があり、長時間でも疲れにくい
背面もメッシュを採用しているため蒸れにくく快適。また、内部にはフレームシートとアルミステーが入っているため形崩れしにくく、中に入れた物が背中に干渉しないのもポイントです。
▲背面は体に沿うようにカーブしている
▲取り外し可能なウエストベルト。一番短くすればキレイに収まるので、付けたままでも違和感なく背負える
▲ゴム製のチェストベルト。これをするだけで安定感がグッと増す。またショルダーハーネスには丸カンが付いているので、スマホポーチなどを取り付けられる。
そして、一番驚いたポイントが上部ハンドル。バックパックは上部ハンドルが太くて短いものが多いのですが、これは細過ぎずほどよい長さのため、電車内で手持ちする時やサッとバッグを持ち上げる時にもらくちん。さりげない部分ですが、使えば分かる素晴らしさです。
▲ほどよい太さでデザインの邪魔にならないだけでなく、手に取りやすくいちょうどいい長さ
▲ファスナーも同色で統一。また、引き手についている布も収まりが良くスッキリした印象
▲素材には”420d HD ナイロン平織り”を採用
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初めてちゃんと使ってみたアークテリクス。やっぱりカッコいい。そして人気の理由がわかる使い心地の良さ。
また、「アロー」や「ブレード」に比べてシンプルなデザインの「マンティス」は、ユニクロやGUを使ったシンプルコーデだけでなく、アウトドアスタイルやスポーツテイストなどさまざまなファッションに取り入れやすいアイテムです。
>> アークテリクス
<取材・文/宇田川雄一>
宇田川雄一|スタイリスト。大学卒業後、アシスタントを経て2008年フリーに。モノ誌やWeb媒体を中心に、広告、PVなど幅広く活動。メンズのビジネススタイルを得意とし、雑貨、インテリアなどライフスタイル全般にわたってスタイリングしてきた経験を生かし、執筆も行っている。
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- Original:https://www.goodspress.jp/reports/341922/
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