軍幕デビューするなら何がいい?【オススメ編】

<不自由を自由にする野営スタイル>

「不自由は自由だ!」をモットーに、不便がいっぱいな自然の中でいかに快適に過ごせるかを考え、キャンプをしているRYUです。

12月に入り、だいぶ寒くなってきましたね。実はキャンプには一番いい季節! 冬は寒いけれど、虫がいないし、人も少ないし、焚き火の暖かさを実感できるし、最高の季節なのです。

そんな中、SNSや実際お会いした方に「軍幕デビューしたいけど、何を買ったらいいの?」という質問をよくされます。

そこで、キャンプはするけど軍幕を使ったことがない人が、初めに何を購入すべきか? 軍幕を持っているけど、各郡の幕の特徴を知りたい! という方に向け、軍幕を見つけるヒントを紹介したいと思います!

今回は基本編で解説した下記の4つの項目に沿って、それぞれで何がおすすめかを説明していきます。

・建てやすさ
・居住のしやすさ
・雨風のしのぎやすさ
・拡張性

■初めて買うなら何を重視するかで選ぶ

上の写真はポーランド軍と正方形のロシア軍を組み合わせ、雨をしのぎやすくしてますが、このようなことを想定すると、無限にバリエーションが増えてしまうので、今回は他の幕を組み合わせず、単独で使用することを前提とします。

■圧倒的に建てやすい「ティピー型」のオススメ

建てやすさは圧倒的に「ティピー型」です。ポールを1本しか使わず、ロープワークの必要がないのが魅力です。フルクローズになる幕はポーランド軍か、三角形のタイプの幕。つまり、スウェーデン軍です。フルクローズにはなりませんが2枚でティピー型にも建てられるタイプには、東ドイツ軍のものもあります。

私のオススメは、2枚でフルクローズになり、完結できるポーランド軍です。

居住性の高い「パップ型」のオススメ

居住空間の広さでは、スウェーデン軍が一番でしょう。ただし、フルクローズにする場合は4枚張らなければならないので、荷物が増えます。

東ドイツ軍は何枚でも拡張できて、広々空間を確保できるところもポイントですが、2枚で完結するということであればパップ型で、なおかつ広いアメリカ軍がオススメです。

▲オススメのアメリカ軍の幕

▲東ドイツ軍8枚はこんなに広々になります!

■雨風をしのぎやすい「パップ型」のオススメ

風雨をしのぎやすいのはアメリカ軍のものです。

パップ型自体1枚を跳ね上げれば、雨除けとして使えて、その跳ね上げの下で焚き火も可能なのですが、アメリカ軍以外は、生地自体が雨に強い印象がありません。

サイドが一番広いのもアメリカ軍で、横からの雨風の浸入に強いです。

▲左がアメリカ軍の幕で、サイドのガードで、その広さがわかると思います

■拡張性が高い「正方形型」のオススメ

このポイントに関しては、圧倒的に、東ドイツ軍に軍配があがります。1枚から、無限に張り方ができて、雨にも強い。4枚であれば、パップ型にもできます。私が一番使う幕はなんといっても、東ドイツ軍幕です。

ただ、バリエーションが多彩すぎて、初心者の方には扱いにくいかもしれません。張り方がある程度決まっていた方が、張りやすいと思います。

東ドイツ軍。4枚でソロではかなりゆったりできるパップ型が可能

※  ※  ※

1種類に絞るのは非常に難しいのですが、キャンプ自体初心者の方なら、ポーランド軍です。張るのが最も簡単で、風にも強い。ただし、雨の場合は幕内はもちろん、幕下での焚き火もできないと思ってください。ロープワークは苦手で、簡単に張りたくて、雨の日は焚き火しないというい方におすすめです。

張り方を覚えれば、本当に使いやすいのが、全天候型のアメリカ軍のパップ型。私は雨の日はこれを必ず使います。デスストックなら、本当に雨に強いです。ロープワークは結構できて、本当に全天候でやりたい方、またはこれを機にちょっと難しくても勉強してみたい。雨でもガンガン使いたい。という方におすすめです。

とにかく色んな張り方をしたいし、複数名で1つの幕に泊まったり、ソロで簡単に張ることもしたい、という方は、最も拡張性が高い、東ドイツ軍がおすすめです。

いかがでしたでしょうか? 自分にピッタリの幕のヒントになったでしょうか? ぜひ軍幕デビューしてみてください! 一度やったらクセになること、間違いなしです!

>> 連載

(文・写真/RYU

RYU/横浜元町ミリタリーキャンパー

RYU/「不自由は自由だ!」をモットーに、不便さの中でいかに快適に過ごせるかを考え、キャンプをしております。 経験、スタイルを問わず、少しでも参考になる情報を発信して行きたいと思います。Instsgramアカウント:@ryu chikazawa、YouTubeアカウント:Ryu outdoor ch #不自由は自由だ #アウトドアをこじ開けよう「初代 @sotoshiru アンバサダー」「@tobuy_official インフルエンサー」

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