FB Messengerに個人情報ダダ漏れ!プライバシーラベルで判明

プライバシーラベル
 
Appleは12月から、App Storeで配信されているアプリについて、そのアプリがユーザーの個人情報をどの程度収集しているかを知らせるラベルを添付しています。
 
米メディアForbesが代表的なメッセージアプリ4つのラベルを比較した結果、Facebook Messengerが飛び抜けて多くの個人情報を収集していることがわかりました。

主要4メッセージアプリのプライバシーラベルを比較

App Storeでアプリを選択、下にスクロールすると、「App Privacy」という項目があります。この下の「Data Linked to you(あなたにつながるデータ)」をタップすると、そのアプリがユーザーのどんなデータを、どのような目的で収集しているかがわかります。
 
Forbesが取り上げたのは、アメリカで多くの人に利用されているSignal、iMessage、WhatsApp、Facebook Messengerの4つのメッセージアプリです。それぞれのラベルのスクリーンショットをまとめたのが、トップ画像です。
 
画像をひとめ見ただけでも、Facebook Messengerのデータ収集量が突出していることがわかります。
 
以下、各アプリのラベルの内容です。

 

Signal

  • なし(Signalが保存する個人データはユーザーの電話番号のみで、しかもそれをユーザーのIDに結びつけることはない)。

 

iMessage(Apple)

  • メールアドレス
  • 電話番号
  • 検索履歴
  • デバイスID

 

WhatsApp

  • デバイスID
  • ユーザーID
  • 広告データ
  • 購入履歴
  • 大まかな位置情報
  • 電話番号
  • メールアドレス
  • 連絡先
  • 製品利用
  • クラッシュデータ
  • パフォーマンスデータ
  • その他解析データ
  • 支払い情報
  • カスタマーサポート
  • その他ユーザーコンテンツ

 

Facebook Messenger

そして最後にFacebook Messengerですが、あまりにも分量が多すぎてこちらに記載できません。Messengerを利用している方は一度App StoreでMessengerアプリを開き、どれだけ多くの個人情報が収集されているかを確認することをお勧めします。
 
今回のラベル表示は、Appleが今後導入する新しいプライバシー方針の一環です。新プライバシー方針では、企業はアプリを使ってトラッキングを行う前に、ユーザーの許可を得ることが義務付けられます。
 
Facebookはこの新プライバシー方針について強く反対しており、有力紙に一面広告を打ってAppleを批判しました。

 
 
Source:Forbes via 9to5Mac
(lunatic)


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