Google、プライバシーラベル表示を嫌いiOSアプリを更新せず?


 
Googleがここ数週間、iOSアプリを更新していない件について、米メディアFast Companyが「プライバシーラベルの表示を回避するためではないか」と推測しています。

Appleは12月8日にプライバシーラベル表示を要求

Fast Companyによれば、Appleは2020年12月8日、App Storeで配信中のアプリについて、プライバシーラベルの表示を行うよう、開発者に要求しました。その後、12月14日のiOS14.3リリースと同時に、同ラベルの表示が始まっています。
 
プライバシーラベルとは、そのアプリがどのようなユーザーデータを収集し、何に活用しているかを説明するものです。
 
12月8日以降にアップデート、または新規リリースされたアプリには、プライバシーラベルの表示が義務付けられています。裏を返せば表示を回避する唯一の方法は、「アプリをアップデートしない」ことです。

12月7日からアップデートされていないiOSアプリ

Fast Companyは、Googleが12月7日以降、すべてのiOSアプリをアップデートしていない事実を発見しました。したがってApp StoreでGoogleアプリを確認しても、同アプリが取得しているユーザーデータの詳細は表示されません(トップ画像)。
 
Googleは、12月7日以降もAndroidアプリについてはアップデートを行っています。
 
しかし米メディア9to5Macが指摘しているように、GoogleもいずれはiOSアプリをアップデートすることになるでしょう。アップデートを遅らせている理由は不明ですが、もしかすると収集する個人情報の量を調整しているのかも知れません。

Messengerのプライバシーラベルが話題に

プライバシーラベルについては、Facebook Messengerがほかのメッセージアプリと比べ、格段に多くのユーザー情報を収集していることが判明し、話題になったばかりです。

 
 
Source:Fast Company via 9to5Mac
(lunatic)


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