D’Yquem(ディケム)は1月7日、素材に大豆ミートを活用した新しい唐揚げ「KARAAGE2.0」のβ版リリースを発表。同社オンラインショップで販売を開始した。フレーバーとして「醤油&ガーリック」「ブラックペッパー」「ゆず風味」の3種を用意しており、価格はそれぞれ税込2200円(1kg)。フレーバー3種類120gがセットになった「karaage2.0 トライヤルセット120g×3種類」は、税込1200円。
KARAAGE2.0は、「起こせ唐揚げ革命」をコンセプトに、おいしさ・健康・環境配慮の3点をアップデートした新しい唐揚げ。原料には近年注目を集める大豆ミートを使用し、味付けには動物性調味料や白砂糖は使っていないため、ヴィーガンの方にも楽しんでいただけるとしている。
初回は、「醤油&ガーリック」「ブラックペッパー」「ゆず風味」を用意。商品注文後は冷凍状態で送付し、揚げるだけで食べられる。また、今後さらに多くのフレーバーを開発予定という。
- おいしさ:素材に大豆ミートを活用することで、味付けの自由度が上がり、レパートリーが広がったという。お気に入りの味を楽しんだり、今日の気分に合わせて選んだりといった楽しみ方が可能
- 健康:大豆ミートを使うことで、これまでの唐揚げと比較して、コレステロールや脂質の摂取量を削減できるという
- 環境配慮:動物性素材を使用しない、植物性100%のヴィーガン食品。ヴィーガン食を取り入れることで、地球温暖化や森林伐採などの環境問題に「食べる」ことでアプローチできるとしている
KARAAGE2.0は、2020年5月に東京都中野区にて開業した、テイクアウト専門ヴィーガンレストラン「ワルンベジー」からスタート。開業当初から「食に選択肢を。」という考えを大切にしながら、ヴィーガンの方はもちろん、ヴィーガンでない方もおいしいと感じて選んでいただける料理を提供してきたという。
これまで中野区近辺でのデリバリーやテイクアウトのみでの営業しており、多くの支持を得たことから、人気のソイミートの唐揚げを改良するとともに、揚げるだけの状態で全国に届けられるよう、KARAAGE2.0を開発した。
関連記事
・カリフォルニアの植物性卵スタートアップ「Eat Just」が中国のファストフードチェーンに製品を供給
・国産食用コオロギの量産化を目指す徳島大学発スタートアップ「グリラス」が2.3億円調達
・植物肉「ミラクルミート」のDAIZと丸紅が資本業務提携、米市場進出に向けマーケティング開始
・セブン&アイが大豆たんぱく活用の代替肉を使ったハンバーグ商品をイトーヨーカドーなど約500店で発売
・ネクストミーツの「フェイクミート」が焼肉チェーン49店舗で日本初の焼肉用代替肉として販売開始
・昆虫食通販のバグズファームが食用昆虫食原料を飲食関連事業者向けに無料サンプル提供
・エビ・甲殻類の細胞培養肉開発スタートアップShiok Meatsに東洋製罐グループが出資
カテゴリー:フードテック
タグ:食品(用語)、代替肉 / 植物由来肉(用語)、D’Yquem、日本(国・地域)
- Original:https://jp.techcrunch.com/2021/01/08/dyquem-karaage2-0/
- Source:TechCrunch Japan
- Author:Takashi Higa