Windowsにアイコンを見ただけでハードディスクが破損する不具合が見つかる

Windowsがエラーでブルースクリーンになる画像
 
Windowsが採用しているNTFSファイルシステムに、アイコンを見ただけでハードディスクが破損する可能性のある不具合が見つかりました。防ぐのが難しい脆弱性であり、一刻も早い修正が望まれます。

1行のコマンドのみでハードディスクが破損

この不具合は、Windowsのショートカットファイル、ZIPアーカイブ、バッチファイルなどに、ある1行のコマンドを入れて実行することで、ファイルシステムのインデックスを破損させることができるというものです。
 
Windows 10のコマンドプロンプトでこの文字列を含むコマンドを実行すると、「ファイルまたはディレクトリが破損しています。読み取りはできません」といったエラーメッセージが現れ、Windows 10がユーザーにパソコンを再起動してディスクをチェックするよう通知してきます。
 
修復プロセスは常に自動的に行われるわけではなく、手動での実行が必要となることもあるそうです。

アイコンを見るだけで不具合が起こる

厄介なことに、アイコンを見るだけでこの不具合が起きてしまう可能性があります。
 
Windowsのショートカット(.urlファイル)のアイコンの場所として、特定のパスを指定すると、ユーザーがそのショートカットを実行せずとも、Windows上でアイコンが見えた時点でドライブが破壊されてしまうのだそうです。
 
この不具合はWindows 10のビルド1803やWindows 10 April 2018 Updateの頃から悪用可能になり、最新バージョンでも修正されていないとのことで、一刻も早い修正が待たれます
 
 
Source:BLEEPING COMPUTER via THE VERGE
Photo:ぱくたそ
(ハウザー)


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