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高機能とシンプル操作の融合
新デザインのブルーエアが頼もしい
ブルーエアが25年ぶりにフラグシップモデルを一新した「Blueair Protect(ブルーエア プロテクト)」。「HEPASilent Ultra」「GermShield」「SpiralAir」という独自のテクノロジーを組み合わせ、PM2.5などより小さな0.03ナノメートルまでの超微粒子を99%以上除去※1するという。適用床面積※270畳までの7700シリーズと40畳までの7400シリーズの2シリーズを用意。今回は7400シリーズの、「インタラクティブタッチスクリーン」モデルを使ってみた。
ブルーエア
Blueair Protect 7470i
公式オンラインストア価格:12万4080円
先進機能を体現した美しいデザイン
独自のテクノロジー「SpiralAir」は、あらゆる方向に素早く空気を届ける。遠くに向けて循環気流を作り出し、一カ所に集中的に風を当てないため、すぐそばで本を読んでいても風が当たらず寒くない。本機の8畳あたりの清浄時間※3は、最も清浄スピードが速いスピード3設定で約7分と素早い。
緻密な計算に基づく独特な形状の供給口が特徴。ブラシレスDCモーターを採用したファンシステムと遮音性の高いスチールボディを採用し、ハイスピードと静音性を両立。運転音は約25〜45db。
台形のデザインを採用。インターフェイスは天面に集約されているため、正面からみるとすっきり。カラーは白で、黒い供給口がデザインのアクセントになっている。マットな質感の美しい筐体はどんなインテリアにも溶け込みそうだ。
プレフィルターを搭載
「HEPASilent Ultra」で空気中の微粒子をイオナイザーでマイナス帯電させ、静電気の力でプラス帯電したフィルターに吸着。0.03μm以下の超微粒子を99%以上除去する。除臭性能を備えた「ココナッツカーボンフィルター」や「プレフィルター」も備える。
コードまわりもすっきり
設置面積はA4用紙程度。キャスターを2個備え、移動がラク。余ったコードを巻きつけておける「コードホルダー」も備える。コードが飛び出さずにすっきりするほか、小さな子どもなどがひっかからず安心だ。フィルターの交換は側面の扉を開けて行う。サッと抜き取って捨てるだけで簡単。
空気の汚れを5色で表示
本機側面にセンサーを配置。インタラクティブタッチスクリーンは、空気の汚れを赤、オレンジ、黄、緑、青の5色で表示するほかホコリ(PM)、ニオイ(VOC)などのAQI(空気質指数)、温度、湿度、フィルター使用率などを確認できる。
アプリと連動でもっと便利に
専用アプリを使うと外出先など離れた場所から本体を操作が可能。部屋の空気の汚れ具合をグラフで確認できる。このほかスケジュール設定や、屋外空気環境のチェックも簡単なので、外出前に毎日空気の汚れをチェックする習慣がついた。
空気が一段上質になったような満足感
本機を設置したのは、リビングと続きの和室の中間地点。二間あわせて16畳ほどになる。昼間は子どもたちが遊び、夜は片付けて布団を和室に敷いて寝ている。なんとなくホコリっぽく感じるうえに、子どもが咳き込むことがあったため気になっていた。
早速スイッチを入れると、子どもたちが遊んだあとの部屋はLEDが黄色に点灯し、予想以上に空気が汚れていた。子どもたちに見せて「数字が増えたり、青以外の色の時は空気が汚れているんだよ」と教えた。すると、普段からインタラクティブタッチスクリーンを見るようになり、空気の汚れを意識するようになった。布団の上で戦いごっこをすると空気が汚れることは理解したようで、寝る前に静かに過ごすようになってくれた。見える化は大事だ。ブルーエア プロテクトは、インターフェイスの表示違いで他に2モデルを用意しているので用途によって選べる。
空気の汚れをチェックして意外だったのが、換気の際に数値が上がったこと。換気で空気と一緒に、排気ガスなど外の汚れが入り込んだせいだろう。換気の際にも、空気清浄機はつけっぱなしにしたほうがよいと思った。
音が静かな点も気に入っている。就寝時のほか、昼間空気の汚れが気になってスピードを上げた時でもテレビの音を邪魔せず、静かだ。
感心したのがRFIDチップ搭載の「スマートフィルター」。フィルターの使用率を記憶し、部屋の空気の汚れ、ファンの回転数など様々な計測データに基づきフィルターの使用状況を分析。これまで汚れ具合に関係なく基本的に半年に1回だった交換時期を、使用状況により最長1年※6まで使用可能になった。本機のスマートフィルターは1万5000円(税別)なので、最適な期間で使えるのはうれしい。
さらに、フィルターや内部についた菌などを不活化※7する「GermShield」機能を搭載しており、清潔意識が高まっている今の時期に頼もしい。トータルで非常に満足度が高い1台だった。
text : 伊森ちづる
photo : 下城英悟(GREEN HOUSE)
profile : 家電・家電量販店ライター 伊森ちづる
流通専門誌出身の家電ライター。メーカー取材、量販店取材、自分で使った生活者視点を踏まえ、様々な方向から家電の魅力を捉える。
- Original:https://www.digimonostation.jp/0000133100/
- Source:デジモノステーション
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