冬になると、日常生活でもアウター含め4~5枚の重ね着が当たり前の超寒がりが初めて冬キャンプに挑戦することに。とにかく、焚き火から離れる就寝時が不安でした。
中でも気になっていたのが、テント内での足元の防寒。
・テントの中でストーブは使えない
・でも靴下の重ね履きは血液の循環を圧迫してしまうので避けたい
そんなわがまま含めの条件下で思いついたのが、スリーピングバッグ(寝袋)やダウンジャケットで人気のナンガが作った「TENT SHOES」(1万780円)を使うこと。
結果は大正解。このテントシューズのおかげで初冬キャンプを快適に過ごせました。
■地面からの冷気が一番こたえる
最大のポイントは軽くて暖かくて濡れに強いこと。生地にはスリーピングバッグにも使われている耐久性と防水透湿性能を持つ“オーロラテックス”を採用し、中綿には“ホワイトダックダウン80-20%”を60g封入。暖かかくて水気にも強い上に、シューズ内が蒸れにくい仕様です。
足を入れてみると、じわじわっと足の芯から暖まっている印象。冷気から守ってくれるだけでなく、自分の体温で暖まる感覚です。
しかも重さは160gとスマホと変わらないぐらい。履いてるのが気にならない軽さと柔らかさで、テント内でも素足感覚で過ごせます。足のサイズ27cmでも余裕がある履き心地は、圧迫される不快さが一切なく快適。
スネあたりにスナップボタンがついているため着脱もサイズ調整もラクラク。タイトなパンツだけでなく、フリースのようなボリュームのあるパンツでも合わせられます。また、切り込みの入った部分で折り返せばショート丈としても使用可能。昼のちょっと暖かい時はショート、夜の寒い時はロングと体温調整しやすいのもこのテントシューズならではの魅力です。
▲左はひっくり返した状態
内側の素材にはジャケットやスリーピングバッグの裏地に使われる“40dhナイロンタフタ”を使用。耐久性がありツルツルした素材なので靴下やパンツの生地が引っかかってしまうことはありません。
収納すればΦ12×14cmと片手で持てるサイズに。ダウンなので畳まず押し込むように付属のスタッフバッグに入れればOK。荷物が多くなりがちな冬キャンプでも、このぐらいなら余裕の重さとサイズ感です。
* * *
これを履いて寝袋で寝た時に特にありがたさを実感できました。最も寒くなる明け方の時間帯に足が寒くて起きてしまうということはキャンプではよくあることだと思うのですが、これを履いていたおかげで朝まで快眠。手軽に持ち運べて、足の冷えを防いでくれるテントシューズ、オススメです。
>> ナンガ
<取材・文/宇田川雄一 写真/田口陽介>
宇田川雄一|スタイリスト。大学卒業後、アシスタントを経て2008年フリーに。モノ誌やWeb媒体を中心に、広告、PVなど幅広く活動。メンズのビジネススタイルを得意とし、雑貨、インテリアなどライフスタイル全般にわたってスタイリングしてきた経験を生かし、執筆も行っている。
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- Original:https://www.goodspress.jp/reports/348538/
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